*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】
「ったぁー…」

ってそんな場合じゃない!

捕まったら確実に殺られる。

「空、大丈夫?」

だけどぶつかった相手は平助だったみたいで、あたしはニヤリと笑った。

「平助、大丈夫。
ちょっと頼みごとしていい?」

なるべく早口でしゃべる。

もう鬼さんがすぐそのまできてるから。

「えっ?いいけど、何を?」

「大丈夫、簡単な事だから。
ここの部分を大きな声でよむだけ!」

そう言ってトントンとその場所をたたく。

「えっと…
うぐいすや〜はたきn「ほぉ、平助てめえもかぁーーーー!」ええ?!な、なにが?!ねぇ、空!………っていない!」

後ろでそんな声がするけど迷わず前に進む。

言い終わる前に見つかるなんて……。

運が悪い。

そんな事を考えながらある部屋に入った。


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