*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】
「はーらださんっ♪」

そう、原田さんの部屋。

「鬼ごっこ、しません?」

「鬼ごっこ?久しぶりの響きだね。
いいよ。やろっか鬼は誰?」

「えっと…土方さんです♪
まずはこちらを大きな声でよんでもらって…」

そう言って原田さんを誘導する。

「よし…いくよー」

そう言って原田さんが息を吸っているすきにこそこそと原田さんの部屋を後にした。

「朝茶呑みて〜ーバンッ「左之助もかぁーーーーー?!」ってうわっ!土方さん!」

後ろから聞こえてくるそんな声をあとに次の部屋へ向かう。

そんな途中に山南さんを見つけた。

ー…ニヤッ

「さーんなーんさんっ♪
なにしてるんですか?」

そう言って話しかける。

「あぁ、ちょっと暇してましてね…」

山南さんはそう言って笑う。

「そうですか…あたし今ちょっと鬼ごっこしてまして…終わるまでこれ、もっててもらってもいいですか?」

そう言うと山南さんは疑うこともせずに「はい。分かりました」と言って豊玉発句集を受け取った。

それと同時に思い切り息を吸う。
< 166 / 392 >

この作品をシェア

pagetop