*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】
「…ということでして…」

目の前であたしの叫び声で起きて不機嫌な土方さんに大まかに説明する。

そう、あたしの膝の上でごろごろと気持ち良さそうに寝ている黒猫ちゃんの説明を。

「…で、どうすんだ。この野良猫。」

の、のらねこだけども……

「捨てれないんです……」

「あ?いくら可愛いからってんなことぐれえできるだろ」

あ、可愛いって言った。

この人認めてるくせにすてろと…。

「だって……」

そういいながら黒猫ちゃんを膝の上から下ろす…と、

「ふにゃぁーー!」

と鳴きながら膝の上にのってくる。

「これを繰り返した結果、」

そういいながら掌をみせる。

「うわ…」

「ひっかかれました。」

あたしの掌には三本の線がくっきりついていた。
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