*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】
ーバンッ

「永倉さん!大変です!助けてくださ………………と、しつれーしました。」

途端にパタン…という静かな音が響く。

ースゥ

そして思いっきり息を吸った。

「リア充なんて…リア充なんて…滅びろぉぉぉぉぉおぉぉぉぉーーーーーー!」

あんな現場…見たくなかった。

そう、永倉さんが綺麗な女の人と寝てるなんて……。

永倉さんはそんな人じゃないって思ってたのに……。

きっと…あんな人といるから……染められてしまったのね…。

「土方のせいじゃこんーーーっ?!」

叫んでいると急に後ろから手で口を塞がれた。

「ふれ?(だれ?)」

「…静かにしろや。あほ!
まだ朝早いんやみんな寝とるやろ?」

…この声と口調……

「やまはひさん?(やまざきさん?)」

「…何言っとるか分からんのやけど……手放すから叫ぶなや。」

その声にコクコクと首を縦に振る。

「ぷはぁ……」

口がやっと解放されて山崎さんの方を見る。

「………who?」

だけどそこにはさっき見た綺麗な女の人が立っていた。
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