*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】
「っ~~!」

んー…うるさいなぁ…

ちょっとした重みと煩さに目を覚ます。

誰だよ睡眠妨害するやつは。

チラっと目を薄めに開きキョロっと辺りを見渡す。

多分重みの正体は、あたしの上にかかっている布団。

誰かが出してくれたのかな?なんて思うとちょっぴり嬉しい。

よく見ると、襖が少し開いていて、その隙間は、真っ黒だった。

9時ぐらいかなぁ?なんて呑気な事をかんがえる。

そして、睡眠妨害をしたやつは誰だ?と思い、人物を確認する。

そこには、3馬鹿&土方さん&沖田さんの姿。

あぁ、なんだこいつらかと思い目を開けようとする……が、

「んで、こいつどうすんだ?」

なんて土方さんが言ったから、起きるに起きれなくなってしまった、

「…処分ですか?」

「あぁ。だから引き続き見張りをたのむな。総司」

「はい。」

見張り?あぁあたしのか。

もういいよね…と思うが、

「なかなか目を覚ましませんねぇ…」

……いや、さましてるんですけど。

というより、そんな事言われたら覚ますに覚ませない。

「しょうがないよ。僕たちが怖かったんじゃないかな?」

「そうだな。わざわざガキにこさせるところじゃねぇのに…」

「…俺等は壬生浪なんて言われてるからね……。」

「……だな。
だが、なぜ長州もこんなガキにやらせたんだか……親は心配じゃねえのか…」

…長州。壬生浪。

意味の分からない単語がいくつも出てくる。

面倒くさいし…もう起きようかな……「そういえば今夜……」

そう言って遮ったのは3馬鹿のうちの1人。

「ごたごたいってねえで起こせよ!」

…あ……

ついつい…怒鳴っちゃった☆てへ


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