*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】
「そーらっ♪
縁側でお団子でも食べませんか?」

その日の夕方ごろ、あきとじゃれていると沖田さんにそう言われて驚く。

なんでこんな寒い時期に縁側で食べなきゃならないの?…と。

「寒いし…ここでいいじゃないですか。」

「それじゃだめなんです!」

…なにがダメなんだか。

「…あたし寒いの嫌。」

それに今部屋から出たらあの雪だるまさん見なきゃいけないもん。

「じゃあ僕が暖めてあげますから!」

そう言ってギューっと抱きつく沖田さん。

ードキン

その仕草に胸が高鳴る。

「そ、そこまで言うなら…」

そしてついにおれてしまった。

雪だるまさんを見ないように頑張ればいい。と思いながら。
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