*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】
「不細工だなんて…空酷いっ!僕雪に埋れながら頑張って作ったんだよ?」
「平助の背が低いから埋れただけだと俺は思うけどね♪」
「…顔を作ったのは土方さんだが…」
「おい、一!暴露してんじゃねえよ!」
「ほらほら、土方くん黙ってください。
いいじゃないですか…私なんて雪だるま作るなんて何年ぶりでしょう…」
「空、乗せたいんだろ?」
「永倉さん……なんで…」
「ん?乗せたいんじゃなかったのか?」
「…………乗せたいです!」
そう言ってみんなのもとへ走った。
「重っ……」
それはあたしが作った雪だるまの頭よりとても大きくて重かったけど、みんなが一緒に乗せてくれて、やっと乗っかった。
「出来たっ!」
そして出来上がった頃には冬に関わらず、みんな汗をかいていた。
「みんな…ありがと!」
そんなみんなにそう言うと、あたしを見てにっこり笑ってくれた。
それが、とても嬉しかったんだ。