*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】
ドタドタと慌ただしい音が響く。

そんなことを気にもせずにあたしは恋文を探していた。

「んー…どれもイマイチだなぁ…」

ピンとくるものがない。

今のところあたしの手には10通の恋文。

「案外もてるんだね。」

そう言ってクスッと笑った時、

「掃除は順調か?」

そんな声と共に恋文をもらっている張本人の土方さんがやってきた。

ーどすぐろぉーい笑みで。

「えっ?あ、あのぉ…」

「てめぇはなんで掃除ぐれえしっかり出来ねえんだ!
…っチッ、人の恋文勝手に読みやがって…」

…忘れてた。あたし掃除を任されてたんだ。

やばい。やばいやばいやばい。

怒られる。

むしろ……

ーカチャッ

「切腹の準備はいいか?」

きーらーれーるーーーー!

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