*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】
ドンチャンと賑やかに騒いでいるお偉いさんがいるお部屋………の隣の前の後ろの隣の部屋であたしは今男に言い寄られている。

「いーじゃんいーじゃん。
おそらちゃんの悪いようにはしないよ?俺さ、よくうまいって言われるんだ。」

「えー…いやですわ、お客さんったら」
(何言っとんじゃクソが。
てめえなんかに貞操をくれてやるもんですか!)

「おそらちゃん、焦らさないでよぉー。
俺さおそらちゃん愛してるんだぁ。」

「愛してるなら…やめてくれますぅ?」
(愛してるとか、キモいんだよ。クソが)

「えー?それは出来ないかなぁ。」

「なんでですの?」
(うざいうざいうざいうざい…)

「おそらちゃんが欲しいから♥」

「…あ、指名入りましたので、これで失礼します。すみませんねえ。」
(嘘だけどね。)

そう言って強制的に会話を終わらせ、部屋から出た。

最近、ああゆう客が多い。

『殴ればいいから』

おうめさんはそういうけど、大事な客を殴れるわけがなく、あーやって適当に流してる。

いい断り方はないのか…。
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