*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】
「そら?
どうしたの?大丈夫?」

他の女の人にもそうやって優しくしたの?

心配してもらって嬉しいはずなのに、今はなんでかそんな嫌なことばかりを考える。

「…やだぁ…もぅ…ひっく…やだよぉ…」

こんな自分が嫌になる。

「そら?いや…なの?
僕が、嫌い?」

「ちがっ……。」

沖田さんに聞きたいけど、しつこい女って思われるのが嫌で。

必死に涙を止めようとする。

「ごめん…ごめんね…」

そういいながらポンポンと背中をさすってくれる沖田さん。

嬉しいのに芽生えるのはそれとは裏腹に、醜い嫉妬心。

やだ。優しくしないで。

その分他の人にもそうやったの?って考えちゃうから。

「きらい…っ」

こんなことを考える自分が。
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