*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】
「…空って…もしかして初めて…とか?」

いきなりそう聞かれて驚く。

今は心配するシーンじゃないの?

あまりの驚きに空ちゃん涙が止まったよ。

「…初めてにきまってるじゃないです…ぐわぁ」

いい終わる前に沖田さんに強く抱きしめられる。

「本当ですか?!
嘘って言わないで下さいね!」

「ぐるし…ぐるしい!」

思いっきり加減なしてやるもんだから息ができなくなる。

「空の初めてを僕にくれるってことですね?」

いや、まだあげるとは言ってないよ、沖田さん。

「空慣れてるみたいだったのでもうとっくに済ましてるかと思ってましたよ♪」

なぜか上機嫌な沖田さんはおいておいて、慣れてるってどうゆうことだ、おい。

男慣れしてそうってか?

「最低。最悪。大嫌い。」

「ほんとに嫌い?」

「……〜っむー…知ってるくせに…意地悪」

「大好きですよね?
知ってますよ。
でも、良かったです空が初めてで」

あたしは良くないもん。

沖田さんの初めてもあたしがよかった。

沖田さんだけ…ずるいよ。
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