*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】
ーぺいっ

そんな効果音と共にあきちゃんを奪われる。

「あぁ!」

あたしの湯たんぽ!

…じゃなくて

「…げ…」

目の前に立っているのは多分meの旦那サマ。

「笑顔が怖いんですけど…」

あえて多分なのは、こんな怖い旦那をもらった覚えがないから。

「猫に負けました…」

そういってポイッとあきちゃんをあたしの膝の上にほかった。

…もしかして寂しいのかなぁ?

そう思った瞬間ほわっと心があったかくなって、愛しいような…なんだかくすぐったい感情が芽生えた。

「沖田さんってほんと甘えるの下手ですよね」

そういってクスっと笑うと、顔を真っ赤にして近づいてきた。

「からかわないでください。
そ、そんなかまってほしいだなんて思ってるわけないでしょう?」

あ、かまってほしいんだ。

「そうですよね。
最近沖田さん忙しそうだし、今日一日かまってあげようと思っていたんですけど・・・迷惑だったみたいですね。」

そういって沖田さんを見ると思った通りきゅーって唇をかみしめてた。


あたしとそっくりですよ、沖田さん♪
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