*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】
「い・・・おーい・・・おーいっ」

「ん・・・・」

やけに低い声で目を覚ました。

ぱちんと目を開けるとそこには昨日の女の人の姿。

「っ!なんでいるんですか?」

「なんでって・・・空に会いに♪」

「あたしは会いたくありません。
顔も見たくない」

そういってぷいっと顔をそむける。

ぷくぅと頬を膨らませながら唇をかみしめた。

「っあっはははっ。」

そしたらなぜか笑われてしまった。

「な、笑わないでください。」

「いや…ほんと可愛いなぁ♪って思って」

その言葉にカチンとくる。

なんかからかわれている感じ。

「可愛くなんてないもん。」

「なんで?可愛いよ」

「・・・貴方みたいに綺麗な人に言われたくないっ
沖田さんだってきっと貴方みたいな人がいいんです」

「へぇ、総司が?」

「・・・だって・・・だって」

枯れた涙はまたぽたぽたとこぼれる。

知らない人の前だろうと嫌いな人の前だろうともう涙はとまらない。
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