*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】
「へぇ、結構大きいね。」
あたししか聞こえないような声で原田さんそう言った。
「へ?」
なにがだろう?と思ったのもつかのま、原田さんは信じられない言葉を発した。
「胸だよ。君結構大きいんだね♪
というか、やっぱり女の子だったんだね」
「~!//////へっ変態!」
ふむふむ…と納得しているのはいいけど、この状況なんとかしてほしい。
ただでさえ長身の人に押し倒されてるんだからちょっぴり重いし、
「~//////」
「ん?」
原田さんはイケメンだから、ドキドキする。
(しかも胸…触られた)
「女の子をこんな男だらけのところにおいとくわけにはいかないけど……。
逃げたら確実に殺られるよね。
それとも、疑いが晴れるまでここにいる?」
そんなのもちろん、
「生きたいから、ここにいます。」
「ん、分かった。
はっきりしてる女の子は嫌いじゃないよ。
何かあったら俺に言って。
できる限りのことはしてあげるから。
でも、嘘はつかない方がいいと思うな」
そう言うと原田さんはよいしょと言いながら起き上がった。
「嘘なんて…ついてない。」
あたしのその一言を、聞いている人が1人だけいたことを、その時あたしはまだ知らなかった。