*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】

「左之さん、男色だったんですか?
僕ちょっと引きましたよ」

原田さんが起き上がった時、くすくすと笑いながら沖田さんがそう言った。

「総司」

そんな沖田さんに土方さんが呼ぶと、はいはいと言いながら笑うのをやめた。

「まぁ、あれだな。山崎から情報がくるまでの間だ。
疑いが晴れたら逃がしてやっから、嘘つくのはやめろ。
お前を殺さなきゃいけなくなるかもしらねえからな。」

土方さんのその言葉に、きゅっと口をつまんだ。

「…はい」

みんなに嘘つきって思われてることがとても悔しくて、悲しくて、また涙が出そうになった。

「もう…やだ。」

帰りたい。

そう願っても帰れないもどかしかにイラつきを感じた。
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