*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】
始まりはただの異変。

寝てもダルかったり、ご飯が喉を通らなかったり。

だけどそれが続いて、吐き気までするようになった。

ちょっと待て、おかしいぞ…と空ちゃん思いまして、とりあえず山崎さんの部屋へレッツラGO!

「山崎さん…ちょっといい?」

「ん?どーしたんや?」

「最近、吐き気とかダルさとか感じるんだけど…いい薬ない?」

「うーん…別にいいけど、風邪か?」

「多分違う気がする。
なんか、ムカムカムカムカーみたいな」

「なんや、よう分からんなぁ」

そう言って山崎は笑った……けどあたしが次の言葉を発した瞬間笑うのをやめた。

「それに、生理も来てないし……。
うーん、あたし大丈夫かなぁ…」

ここでなんで生理の話を山崎さんに話したのかは今でも不思議。

「…空、それほんまか?」

急に山崎さんが真剣な目つきになったから少し引きぎみで話す。

「え、あ、うん…」

「…そういえば最近すっぱいものを好んで食っとるしなぁ……」

「えっと…山崎さん?
薬は?」

本来の目的を見失ってないかい?

おいっ!と突っ込もうとした時、山崎さんはニコッと笑って言った。
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