*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】


「空、あんた妊娠しとるで」…と。


瞬間、時が止まったかと思った。

「え…」

そしてやっと言葉を発する事ができたとき、

「空、泣きすぎ」

あたしは嬉しくて泣いていた。

可愛い可愛い赤ちゃん。

大好きな総司との赤ちゃん。

嬉しくないわけが無い。

だけど、正直不安で仕方がなかった。

総司がどう言うか。とか、

迷惑じゃないかな。とか、

ちゃんと産めるかな。とか、

産んであげられるかな。とか、

不安で不安で仕方がなかったんだ。

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