*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】
沖田sideー

「…空、寝ちゃったの?」

平助がそーっと襖をあける。

「ふふっ…今日はたくさん歌ってましたからね」

あの後は、たくさん歌ってくれて凄く綺麗だった。

「それにしても、あんなに綺麗な歌声だったんだね」

「そうですね…」

惚れ直した。

とでも、いうんでしょうか。

「大丈夫かなぁ、体調」

平助が心配そうに空を見る。

空は平助のせいでお花見なんかに!って言ってたけど平助は多分空に見て欲しかったんだと思う。

…あの、満開の桜を。

「平助、ありがとう」

「えっ?!何がっ?!」

空は、桜が大好きだから。


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