*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】
「あ!」

そこには、みたらし団子が4つならんでいた。

「…なんですか?
監禁者のくせして食べたいなんて言ったら斬りますよ。
これは僕の唯一の楽しみなんですから」

沖田さんはそう言ってあーんと大きな口をあけみたらし団子をパクリと食べた。

いつも無表情か冷たい顔がふにゃりと歪み、幸せそうな顔になる。

ーキュン

いつもとのギャップに思わず胸キュンしてしまったのは、あたしだけの秘密。

「…よだれたれてますよ。汚いからやめてください。
僕の部屋が汚れます」

ーハッ

その言葉で我に返る。

あまりにも沖田さんが美味しそうに食べるからこっちまで食べたくなってきちゃった。

「沖田さん…あのぉ「10回回ってワンって言って土下座しながら哀れな僕にお恵みくださいませって言ったらあげてもいいよ。」・・・なっ!」

団子を食べながらニヤリと笑う沖田さんを見てこいつぜってえドSだ!そう確信した。
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