*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】
「ん……」

目を開けて一番に目に入ったのはさっき見た男の人だった。

スースーと規則正しい寝息をたてている。

顔をじーっと見つめる。

整った顔だなぁ・・・。

少し茶色がかった髪は長くて、ポニーテールにしている。

さらさら・・・羨ましいなぁ。

思わず髪をなでる。

その瞬間、ピクンとからだが動いたから、髪から手を離した。

はて…あたしは何でここにいるんだろう?

必死に考えるけどいつまで経っても答えはでない。

あたしの名前……は?

ーズキンー

「っ〜〜」

頭が痛い。

思い出せないのか、思い出したくないのか、記憶がないのか………。

分からないけど、何も覚えてないことだけは分かる。
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