*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】
「おばけなんてどーこさ。
おばけなんて死ーんでる。…
おーばかーなひーとが、みまちがーえたーのさ」

そんな歌を歌いながら真っ暗な道を歩く。

もともと、こうなるはずだったんだし…。

あんな人たちから逃げられたんだし!

…でも…最後まで嘘つきにされてたのは嫌だったかなぁ。

「ははっ…」

乾いた笑いをもらす。

「どーしよーか。」

何も持って来てないからなー…。

「野宿するしかないよね…」

そう言ってその場に腰掛けた。

…のが間違いだった。
< 56 / 392 >

この作品をシェア

pagetop