*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】
すぐにしゃがみこんで男の子と同じ目線にする。

「お…姉ちゃ…ぐす……」

「分かるんだねー…こうゆう子は…」

「僕のせいで…手が…っく」

「大丈夫だよ?
それに、泣き顔見たくて守ったわけじゃないの。
笑った顔が見たいの。ね?笑って。」

「…うん…」

そう言って大粒の涙を小さな手で拭く男の子はすごく可愛い。

「男の子なんだからもう泣いちゃだめ。あと、あーゆう男の人には近寄っちゃだめ。わかった?」

「うん、分かった!」

そう言って満面の笑みで男の子は笑った。

「ん。わかればいいよ。じゃあね。」

そう言ってポンッと男の子の頭に切れてない方の手を乗た。

「…ありがとう!」

「…どういたしまして。」

そう言って立ち去ろうとすると、ドンっと誰かにぶつかった。

「ぶへっ……っとすみませ……」

目の前には原田さんがどす黒い笑みを浮かべていた。
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