*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】
「…そういえば袴ってどう着ればいいの?」

肝心なことを知らないあたし。

「えーっと…んーと…」

いろいろやってみるけど全然分からなくて、原田さんを呼ぶ。

「原田さーーーん!」

2.3分後原田さんご到着☆

「どうしたの?急に呼んで、」

「えっと、袴の着方がいまいち…」

「あぁ、分かった。じゃあまずそれ脱いでこれきて。
俺は外でてるから。」

そう言われ脱ごうとした瞬間、

「ぎゃーーーーー!!」

「えっ?!」

ゴキが目の前を飛んで通り過ぎた。

あまりの驚きに原田さんに抱きつく。

んで、

ードンッ

押し倒してしまった…。

ーガラッ

その時、襖が開いた。

「……」

んで、閉まった。

んで、ドタドタという慌ただしい音が聞こえる。

「どうやら誤解しちゃったみたいだね。」

と原田さん。

今の自分の姿を見てみる。

脱ごうとしていたから少し服ははだけているし、なにより原田さんを押し倒している。

「ーーー!」

「僕は何も見てない。何も見てない何も見てないーー!」

遠くの方でそんな声が聞こえる。

「沖田さんいいですからお願いですから大丈夫ですからー!だから、戻ってきて下さいーーー!」

そんなあたしの声は沖田さんの耳に届かなくことなく、屯所中に響いていった。
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