*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】
「どーしよーどーしよー!」

「まぁ、頑張れ♪
慌ただしいし俺は行くね。」

そう言って帰っていく原田さん。

くそぉ、逃げやがってー…(泣

あたふたと部屋の中を歩き回る。

「まずは…沖田さんを探そう!」

そう思い部屋を勢いよく開けた。

…ら、

「……あ」

沖田さんがいた。

「……」

んで沖田さん逃走☆

「って待てコラーーーーー!」

見せてやろうじゃないか!

50m10秒のくそ遅いこの足ぉぉぉぉー!

「ほんとにすみません!
僕は何も見てませんーーーーー」

…ってん?

若干沖田さんキャラ変わってないかい?

「ご、誤解だってーーー!
だからとまってーー!」

なぜ袴をきていてあんなに走るのが速いのかが分からない。

「そうなんですか?!」

その時沖田さんはそういいながら満面の笑みでこちらを向いた。

「えっ?」

当然全力疾走中のあたしが急に止まることなんて出来るわけがなく、

ードンッ

正面衝突☆

ーむにゅ

「「え…」」

な、なんか口に柔らかいものが…

「すっ、すみません!」

ドンっと沖田さんに押しのけられ、ペタン…とお尻がつく。

………えーっと…

「…喉乾いた…」

いっぱい走ったから喉乾いたんだよねー…と思いふらふらと歩く。

どこに台所があるかは分からないけど適当に歩けばつくだろうという考えで。

「あ、ここかなぁ?」

適当にそこらへんにあったものを飲む。

…あれ?なんかふらふらする。

っていうか…っていうか…

「い、い、いまのがあたしのファーストキスぅぅーーーーーー?!」

思い出したように叫ぶ。

でもそんなふうに叫んでいると、後ろからポコッと頭を叩かれた。

「うるせえ。」

そう、鬼の副長さんに。
(今日原田さんに教えてもらったのだ☆)
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