*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】
「…そういや昨日総司と接吻しとったさかい。どうなったんや?」

せ、せ、せ、接吻?

キスのこと?

というかそこまで知ってるんだ…。

「あ…えっと……」

それよりも気になるのは…。

「昨日なんか雰囲気が違ったような気がしたんですけど…なんでですか?…」

そう、なんか口調とか全然違った。

「あぁ、あれが本当の総司や。
まぁ、腹黒いのは変わらんがな。」

…?意味が分からない。

「ははっ。意味が分からないって顔しとるなぁ。」

「!」

あたしそんなに顔に出やすい?

「…あのな、あんさんがここに来た日覚えてるか?」

「え…あぁ。うん。」

「あの日の前日総司は巡回中一人の浪士を斬ったんや。」

「…うん。」

「普段の総司やったら何事もなく帰ってくる。
やけどな、その日は違った。
やけに酷い顔をして帰ってきたんや…」

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