*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】
「どうや、分かったか?」

いつの間にか話しと手当ては終わっていて、頭がボーッとしている。

ー人殺し

人にそう言われたらどう感じるんだろう。

そもそも、人を斬るってなんなんだろう。

そんな考えばかりが頭に浮かぶ。

「え?あれ…でも、なんで今回戻ったの?」

「…そやなぁ。戻る前なんかあったか?」

……ボンっ

ふとあのキスのことを思い出す。

「なんや!顔真っ赤やで?!」

「や、な、なんにもありません!」

「ならええんやけど…。
なんか言ったか?」

何を言っただろ??

「適当に総司に言ったこといってみぃ」

「え…?えっと…沖田さんいいですからお願いですから大丈夫ですから…戻ってきて下さい的なことを言った…気がする。」

「…それでかー…」

なにがそれでなんだろう?

「どこにも戻る要素がないような気がするんですけど…」

そう、そんな大したことは言ってない。
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