君に恋した
 


 それにしても、どうして私だったのかは今だに謎である。

 会話は、多少はしたけれど同じクラスになったことはこの二年、一度たりともない。

 それに接点は二年目になってから。

 たかだか週一の保健委員会だけで、それにしたって学年どうしの週目標を決める時でさえ眠りこけていた事しか思い出せない――いや、たまに発言はしてたかもしれない、それはごめん。


 今でこそそれなりになったけど、今のように会話が弾む様なことはなかった気がする。


 どちらかといえばあんまり関わろうとはしないタイプだよね。

 私の方がたぶん避ける・・・気がする。


 
< 6 / 42 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop