コーヒーとミルク時々ブラウンシュガー
***序章***
『あっ、私この人と結婚するんだ。』って、そう思ったの。
悠真の時は、『私、この人と結婚したい!したい!』だったの。なんか、色々背伸びして、必死で、いつもギリギリだった。
だから、余裕がなくて許容もなくて、8年も一緒にいたのに…あんなに、アッサリ壊れちゃったんだよね。
でもね、心(しん)に出会って、今までにないぐらい安心感とか、許容が広がって、相手を幸せにしたいって思ったんだ。
私は、ウェディングドレスのベールをつけてもらいながら、親友の莉沙の『結婚したくないって言ってたのに、なんで電撃結婚なの?』の質問に答えてた。
『幸せそうで安心した。』
莉沙の質問に、私は嬉しくてとびっきりの笑顔になっている。
出会って、半年。出会いは、必然で偶然だった。
だから、世界中の女性に言いたい。出会いは、必ずあるってね。そして、それはすぐ傍にあるって事。