私の家来がお相手するわ!
「やっと終わったね~」
私と歩は美優と合流して校門を出る。
「それにしても羨ましいー!」
美優がいきなり言うもんだから何のことかさっぱり分からなかった。
「もー、代表の言葉だよ」
「あー!羨ましいって?」
「死ぬまで守るなんて王子様みたいだよー!」
きっと美優の頭の中はお花畑だね。
「私も言われてみた~い」
……歩にもう一度美優に同じこと言ったらこの熱い感じがわかるんじゃないの!?
それと同時にまた別のモヤモヤがあるけど…
「歩!もう一度美優に言ってみて!」
歩も美優もびっくりしたように固まってしまった。