私の家来がお相手するわ!


私はそのまま友達と帰った。


「じゃあ遥ちゃん、バイバーイ」

別れた道で手を振って自分のお家へ向かった。


帰り道にはいつもお隣にいるジョンという犬がいる。

私が名前を呼ぶと嬉しそうに柵の隙間から顔を出して触らせてくれるのだ。


「今日も悪い男の子やっつけたんだ!」

そしてジョンにいつも言うもんだから、どこで聞いたのか分からない地獄耳のママにすぐ怒られる。


今日はいないといいなって思いながら家のドアを開けた。


「ただいま~」


「おかえりー、それでまたやっつけたんだって?」

笑ってるようにみえるママが一番怖い。




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