ホントのお前が好きなんだッ!
ガラガラガラガラ。
大人の男性が教室に入ってきた。
多分、私たちの担任だろう。皆が自分の席に着く。
「えー、まず自己紹介すっけど、俺の名前は松崎 徹だ。今日から一年間、お前たちの担任となった。よろしく。」
それだけ言うと、松崎先生は入学式の説明を始めた。
それからすぐに入学式が行われたが、松崎先生の説明はわかりやすく、全く迷わずに進行できた。
やはり知ってる顔は一つもなかっ…一つはあったけど、ほとんど知らない人ばかりだった。