ほんとの笑顔が見たかったんだ
「じゅなちゃん、あれから一回も見なかったけど、何してたの?どっか出掛けてた?」
私の様子を察してくれたのか、また彼から話題を振ってくれた。
「いや…むしろ引きこもってたよ。宿題してたの」
「マジか!じゅなちゃん、確か緑野学園だっけ?」
「そうだよー。」
「頭良いんだね。じゃあ、あれ?学習合宿とかあるの?」
「うん。合宿までにやらなきゃいけない課題が多くてさ、ウギャーってなってた」
「ウギャーって…」
"はは"っと軽く、彼は笑った。
彼はやっぱり不思議なヤンキー君だ。
派手な見た目だし、煙草も吸うし…だけど中身はヤンキーっぽくないんだよね。
「んじゃ、俺行くわ!」
立ち上がると、コーヒーの缶をちゃんとゴミ箱に捨てる彼。
「龍星君…」
"って、ヤンキーっぽくないヤンキーだね!"
と、うっかり言いそうになり、口を閉じた。
いけないよ私…そんな事言ったら失礼だよね。
「じゅなちゃん、合宿頑張ってね!」
「ありがとう!またね!」
歩き出す彼に、手を振った。
けど、少し歩いて彼は振り返ると、
「あ、俺、明日実家に帰るんだ!ま、じゅなちゃんの合宿が終わったら、ソラと三人で遊ぼうよ!」
そう付け加えた。
「分かった!楽しみにしてるね!」
私は再び彼に手を振る。
去っていく彼を見つめながら、"もう帰っちゃうんだ…"と、少し残念に思った。
私の様子を察してくれたのか、また彼から話題を振ってくれた。
「いや…むしろ引きこもってたよ。宿題してたの」
「マジか!じゅなちゃん、確か緑野学園だっけ?」
「そうだよー。」
「頭良いんだね。じゃあ、あれ?学習合宿とかあるの?」
「うん。合宿までにやらなきゃいけない課題が多くてさ、ウギャーってなってた」
「ウギャーって…」
"はは"っと軽く、彼は笑った。
彼はやっぱり不思議なヤンキー君だ。
派手な見た目だし、煙草も吸うし…だけど中身はヤンキーっぽくないんだよね。
「んじゃ、俺行くわ!」
立ち上がると、コーヒーの缶をちゃんとゴミ箱に捨てる彼。
「龍星君…」
"って、ヤンキーっぽくないヤンキーだね!"
と、うっかり言いそうになり、口を閉じた。
いけないよ私…そんな事言ったら失礼だよね。
「じゅなちゃん、合宿頑張ってね!」
「ありがとう!またね!」
歩き出す彼に、手を振った。
けど、少し歩いて彼は振り返ると、
「あ、俺、明日実家に帰るんだ!ま、じゅなちゃんの合宿が終わったら、ソラと三人で遊ぼうよ!」
そう付け加えた。
「分かった!楽しみにしてるね!」
私は再び彼に手を振る。
去っていく彼を見つめながら、"もう帰っちゃうんだ…"と、少し残念に思った。