ほんとの笑顔が見たかったんだ
帰りの車内では、朝と同じように龍星は窓側に座った。
俺も朝と同じ席だとすれば…真ん中なんだけど…。
「じゅな、真ん中乗れば?」
じゅなが喜ぶ事ってやっぱ龍星の隣にいる事だよな…。
そう思うと、俺の口からは勝手にそんな言葉が出てしまっていた。
「え…う、うん」
じゅなはちょっと恥ずかしそうにしながら、龍星の隣に座った。
オトンは俺の方をチラッと見たような気がするけど、俺はあえて目を合わせなかった。
俺は自分の気持ちも大切にしたい。
それはほんとに今日心からそう思った。
でも、じゅなの邪魔もやっぱりしたくなくて…。
ほんと、難しい…。
窓の外を見ると、もういつの間にか暗くなっている。
「楽しかったね…ほんと良かったなー」
龍星が端の席で小さくつぶやいた。
「うん。楽しかったね」
それに反応してじゅなはうなずく。
顔を見合わせて穏やかに笑い合う2人。
2人がこんな風に喜んでくれて、嬉しいのは事実だ。
龍星も、俺らにはまだ分からない何かを抱えているのだろうけど、でも…ほんとに今日は楽しんでくれたと思うし良かった。
だけど、笑い合う2人を横目に見ると、やっぱりちょっと辛くなる。
2人にはずっと笑ってて欲しいって思うのに…俺って欲張りなのかな…分かんねぇ
…。
色々考えているうちに、いつものようにすぐに眠くなってきて、気づくと眠りに落ちていた。
俺も朝と同じ席だとすれば…真ん中なんだけど…。
「じゅな、真ん中乗れば?」
じゅなが喜ぶ事ってやっぱ龍星の隣にいる事だよな…。
そう思うと、俺の口からは勝手にそんな言葉が出てしまっていた。
「え…う、うん」
じゅなはちょっと恥ずかしそうにしながら、龍星の隣に座った。
オトンは俺の方をチラッと見たような気がするけど、俺はあえて目を合わせなかった。
俺は自分の気持ちも大切にしたい。
それはほんとに今日心からそう思った。
でも、じゅなの邪魔もやっぱりしたくなくて…。
ほんと、難しい…。
窓の外を見ると、もういつの間にか暗くなっている。
「楽しかったね…ほんと良かったなー」
龍星が端の席で小さくつぶやいた。
「うん。楽しかったね」
それに反応してじゅなはうなずく。
顔を見合わせて穏やかに笑い合う2人。
2人がこんな風に喜んでくれて、嬉しいのは事実だ。
龍星も、俺らにはまだ分からない何かを抱えているのだろうけど、でも…ほんとに今日は楽しんでくれたと思うし良かった。
だけど、笑い合う2人を横目に見ると、やっぱりちょっと辛くなる。
2人にはずっと笑ってて欲しいって思うのに…俺って欲張りなのかな…分かんねぇ
…。
色々考えているうちに、いつものようにすぐに眠くなってきて、気づくと眠りに落ちていた。