ほんとの笑顔が見たかったんだ
それから、お互い口数は少なくなって、あまり話さないまま家に着いた。

「じゃ、明日ね」

お互い、手を振りながら家に入った。

家に着き、とりあえず冷凍室にアイスをしまった。

少し話し込んだからか、ちょっと溶けている…。

さっきまで食べたくて仕方なかったアイスだったけど、結局食べる気になれなくて、私は部屋に戻ってベッドに倒れ込んだ。

「どうしよ…ついに言うのか…私…」

枕に顔をうずめる。

ついに…か…。

結果は分かんないけど、一生懸命伝えるだけだ。

もう、こんなチャンス今後はほぼないだろうし、明日しかない。

頑張れ、私。
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