ほんとの笑顔が見たかったんだ

「じゃ 、俺行くわ。龍星呼んでくるから」

「分かった。ありがと」

「頑張れ」

「うん」

私がうなずくと、ソラは軽く私に手を振ってそして家に帰っていった。

ソラの姿が見えなくなるまで、ソラの背中を見つめた。

私の勝手な思い込みかも知れないけど、ソラの背中から切ない気持ちが伝わってくるように感じる。

ごめんね、ソラ。

そして、ありがとう。