ほんとの笑顔が見たかったんだ
眠りにつく前に、私はお父さんの事を考えた。


お父さん、じゅなは26歳になりました。

お父さんが昔なりたかった、教師になったよ。

大変だけどやりがいがあるし、結構楽しんでやってるよ。

私の生徒達と同じ位だったあの頃の私は、初恋をしたんだ。

叶わなかったけど、今となっては良い思い出。

私がパートナーに選んだのは、私の事をずっとずっと一途に想い続けてくれてた人。

私が初恋をしたあの頃に一度告白してくれたけど、私は断ったんだ。

でも、それからでもずっとずっと…私の事、想ってくれてて…。

付き合う事になって、今日まできた。

今、私はとっても幸せだよ。

お父さん、これからも私達のこと、見守っていて下さい。


心の中でお父さんに言うと、私は自然と眠りについた。
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