ほんとの笑顔が見たかったんだ
小さなリビングに置かれたテーブル。

二人分の朝食が並ぶ。

コーヒーは苦手だから、ココアを飲みながら、朝のニュースをただなんとなく見つめる。

今日は俺らの結婚式。

一度俺はじゅなに振られたけど、やっぱり諦められなくて…ずっとずっと一途に想い続けていた。

ほんとに、頑張って良かった。

これからも、ずっとじゅなの事大事にしていきたい。


「じゅな」

洗い物をしているじゅなを呼ぶ。

「何ー?」

忙しくしているのは分かってるけど、どうしても呼びたくて。

「こっち来て」

「今ちょっと忙しいよー」

「ちょっとで良いから」

「もう…」

仕方ない様子で、じゅなは俺の方に来た。

俺は嬉しさを抑えきれなくて、じゅなを抱きしめた。

「ちょっとー、急に何ー?」

抱きしめられたじゅなは思わず笑い出す。

やば…めっちゃ幸せなんだけど。

「じゅな…超好き」

「昔はシャイだったくせに」

「うっせー」

そんな風に、朝から俺何やってんだよって感じだけど…。

でも、幸せで仕方ないんだ。

じゅな…これからも二人で幸せな日々、過ごしていこうな。

てか、俺が幸せにするし。



ほんとに、大好きだ。



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