CINDERELLA STORY~貴方に巡り会えた奇跡~
私の部屋に入れるのはジェニファーや、私の所属している会社のスタッフのみに限られている
部屋の鍵は私とジェニファーしか持ってなく、ホテルの従業員にも鍵は渡さないように伝えてあった
勿論、掃除などでホテルの従業員が部屋に入る際は必ず私のスタッフが同席する事になっているから、キムさんが部屋に入って来るなんて事は出来ないはずなのに、彼女はノックすらなく部屋に入って来た
つまり、ホテルサイドの従業員がキムさんにルームキーを渡したって事になる
そんな事はあってはならない事だ
韓国は観光地としても有名で、ホテルの従業員の教育の徹底しているって聞いていた
しかも私が宿泊しているホテルは韓国の中でも一流と言われるホテル
そんなホテルの従業員がルームキーを渡すなんて‥‥
「Because you do not understand Korean, talk in English!!
Do not act violently!!
Do you understand a meaning saying?」
私は必死だった
兎に角キムさんを落ち着かせようと、韓国語は分からないから英語で話してっと叫び、携帯を奪おうとする彼女に暴れないでと言いながら、言ってる意味が分かる?っと何度も言い放ったのだった
けど興奮しているキムさんには私の声が届かないようで、どうしたら良いのか分からないまま携帯争奪戦を繰り返していた
どのくらいの時間が経過したのだろう?
5分?
いや、10分?
もしかしたら2・3分だったのかもしれない
けれど、私にしたら凄く長い時間に感じられる出来事で、漸くキムさんが落ち着きを取り戻し、荒くなった息を整えるように胸に手を当てて深呼吸をしたのを見て、私はキムさんに奪われないようにブラジャーの中に携帯を入れたのだった
【ごめんなさい
こんな事をするつもりはなくて‥‥
少しで良いですから私の話を聞いてもらえませんか?】
【分かった
ジェニファーは呼ばないから、一先ずソファーに移動しない?】
私はベッドルームから移動して、リビングスペースにキムさんを連れて行くと、冷蔵庫の中から冷えたお茶のボトルを取り出して彼女に渡したのだった
そんな彼女は躊躇う事もなくお茶を手に取ると、ゴクゴクと音を立て一気に飲み干してしまった
どれだけ喉が渇いていたのかって思うくらいの勢いだったから、私は再び冷蔵庫に向かって新しいお茶を彼女に手渡すと、彼女は何度も謝りながら再びお茶に口を付けて、なんとボトルの半分まで飲み干したのだった
部屋の鍵は私とジェニファーしか持ってなく、ホテルの従業員にも鍵は渡さないように伝えてあった
勿論、掃除などでホテルの従業員が部屋に入る際は必ず私のスタッフが同席する事になっているから、キムさんが部屋に入って来るなんて事は出来ないはずなのに、彼女はノックすらなく部屋に入って来た
つまり、ホテルサイドの従業員がキムさんにルームキーを渡したって事になる
そんな事はあってはならない事だ
韓国は観光地としても有名で、ホテルの従業員の教育の徹底しているって聞いていた
しかも私が宿泊しているホテルは韓国の中でも一流と言われるホテル
そんなホテルの従業員がルームキーを渡すなんて‥‥
「Because you do not understand Korean, talk in English!!
Do not act violently!!
Do you understand a meaning saying?」
私は必死だった
兎に角キムさんを落ち着かせようと、韓国語は分からないから英語で話してっと叫び、携帯を奪おうとする彼女に暴れないでと言いながら、言ってる意味が分かる?っと何度も言い放ったのだった
けど興奮しているキムさんには私の声が届かないようで、どうしたら良いのか分からないまま携帯争奪戦を繰り返していた
どのくらいの時間が経過したのだろう?
5分?
いや、10分?
もしかしたら2・3分だったのかもしれない
けれど、私にしたら凄く長い時間に感じられる出来事で、漸くキムさんが落ち着きを取り戻し、荒くなった息を整えるように胸に手を当てて深呼吸をしたのを見て、私はキムさんに奪われないようにブラジャーの中に携帯を入れたのだった
【ごめんなさい
こんな事をするつもりはなくて‥‥
少しで良いですから私の話を聞いてもらえませんか?】
【分かった
ジェニファーは呼ばないから、一先ずソファーに移動しない?】
私はベッドルームから移動して、リビングスペースにキムさんを連れて行くと、冷蔵庫の中から冷えたお茶のボトルを取り出して彼女に渡したのだった
そんな彼女は躊躇う事もなくお茶を手に取ると、ゴクゴクと音を立て一気に飲み干してしまった
どれだけ喉が渇いていたのかって思うくらいの勢いだったから、私は再び冷蔵庫に向かって新しいお茶を彼女に手渡すと、彼女は何度も謝りながら再びお茶に口を付けて、なんとボトルの半分まで飲み干したのだった