CINDERELLA STORY~貴方に巡り会えた奇跡~
長い道程の末、結婚が決まったミヨンさん
そんな娘の幸せを心から喜ぶキムさん
ホテルの雰囲気が幸せなオーラに包まれているって感じだった
【RURIさん達に感謝の気持ちを表したく、ホテルのレストランで食事をご馳走させて頂けませんか?
シフォンが予約してくれ、彼も同席したいそうです!!】
ミヨンさんの言葉に、私は思わずジェニファーの顔を見た
正直、疲れている
それに篤人と電話で話したい
【分かりました
ただRURIはリハが終わったばかりですので、少し休ませたいので一時間後って事で良いかしら?】
【分かりました♪
では、一時間後に最上階にあるボートル スゥリーに来て下さい】
ジェニファーの言葉に、ミヨンさんは笑顔で答えたのだった
Votre sourire
フランス語で、あたたの笑顔って意味だ
まさにミヨンさんに相応しい名前の店だなぁ~って思いながら、ジェニファーに感謝をしつつ私は部屋に戻ったのだった
そしてベッドにダイブするなり、私は取り出した携帯電話で篤人に電話を掛けた
鳴り響くコール音
それがシンクロするように胸の鼓動が高まる
『瑠璃?
仕事は終わった?』
「篤人‥‥
うん、仕事は終わったんだけど、一時間後に食事会なんだ
篤人は中園さんと食事中?」
優しい篤人の声
そんな声を聴くだけで、疲れた身体が癒される
『こっちは、まだ騒いでるよ』
そんな篤人の電話からは、周囲のざわめきが聞こえてくる
しかも誰か分からないけど、私の名前を呼ぶ声までしている
「何だか楽しそうだね♪
なら、また掛け直すよ!!」
ちょっと残念だけど、まだ中園さん達と一緒なら邪魔はしたくない
そう思って電話を切ろうとしたけど、篤人は気にしなくて良いと言った
「試合は?
勝ったの?」
『うん
勝ったよ
瑠璃は、CMの撮影とリハはどうだった?』
「順調に終わったよ♪
でも、桜井蒼紫が合流したんだよね
私、あの人が苦手‥‥」
『桜井さんが?』
驚くような声を上げた篤人
私は年間契約で、1年間は桜井蒼紫と一緒に仕事をしなければならない事や写真集を出す事を篤人に報告
しかも、桜井蒼紫が篤人の残した痕跡を見逃がさなかった事まで話したのだった
『俺は、桜井さんにバレても構わないよ
寧ろバレた方が良い
瑠璃が俺のもんだって分かった方が良いよ』
俺のもの‥‥
そう言った篤人の言葉に、私の顔が火照る
それと同時に、篤人の周囲からひやかすような声が上がっていた
そんな娘の幸せを心から喜ぶキムさん
ホテルの雰囲気が幸せなオーラに包まれているって感じだった
【RURIさん達に感謝の気持ちを表したく、ホテルのレストランで食事をご馳走させて頂けませんか?
シフォンが予約してくれ、彼も同席したいそうです!!】
ミヨンさんの言葉に、私は思わずジェニファーの顔を見た
正直、疲れている
それに篤人と電話で話したい
【分かりました
ただRURIはリハが終わったばかりですので、少し休ませたいので一時間後って事で良いかしら?】
【分かりました♪
では、一時間後に最上階にあるボートル スゥリーに来て下さい】
ジェニファーの言葉に、ミヨンさんは笑顔で答えたのだった
Votre sourire
フランス語で、あたたの笑顔って意味だ
まさにミヨンさんに相応しい名前の店だなぁ~って思いながら、ジェニファーに感謝をしつつ私は部屋に戻ったのだった
そしてベッドにダイブするなり、私は取り出した携帯電話で篤人に電話を掛けた
鳴り響くコール音
それがシンクロするように胸の鼓動が高まる
『瑠璃?
仕事は終わった?』
「篤人‥‥
うん、仕事は終わったんだけど、一時間後に食事会なんだ
篤人は中園さんと食事中?」
優しい篤人の声
そんな声を聴くだけで、疲れた身体が癒される
『こっちは、まだ騒いでるよ』
そんな篤人の電話からは、周囲のざわめきが聞こえてくる
しかも誰か分からないけど、私の名前を呼ぶ声までしている
「何だか楽しそうだね♪
なら、また掛け直すよ!!」
ちょっと残念だけど、まだ中園さん達と一緒なら邪魔はしたくない
そう思って電話を切ろうとしたけど、篤人は気にしなくて良いと言った
「試合は?
勝ったの?」
『うん
勝ったよ
瑠璃は、CMの撮影とリハはどうだった?』
「順調に終わったよ♪
でも、桜井蒼紫が合流したんだよね
私、あの人が苦手‥‥」
『桜井さんが?』
驚くような声を上げた篤人
私は年間契約で、1年間は桜井蒼紫と一緒に仕事をしなければならない事や写真集を出す事を篤人に報告
しかも、桜井蒼紫が篤人の残した痕跡を見逃がさなかった事まで話したのだった
『俺は、桜井さんにバレても構わないよ
寧ろバレた方が良い
瑠璃が俺のもんだって分かった方が良いよ』
俺のもの‥‥
そう言った篤人の言葉に、私の顔が火照る
それと同時に、篤人の周囲からひやかすような声が上がっていた