CINDERELLA STORY~貴方に巡り会えた奇跡~
篤人に愛された証なんだもん
桜井相手に隠す必要性はない
だから、思わず隠すようにしてしまったタオルを取り外し、私は堂々と桜井に見せたのだ
ヒューって吹かれる口笛
ジロジロと見つめる桜井の視線
そんな事をしても動揺なんてしない
私は篤人に愛された
篤人を愛してる
だから、桜井が何を言っても気にしない
どれだけ見つめられたか分からないけど、もう満足でしょ?っとばかりに私は動き始める
桜井も、何も言って来ないし引き止めるような事はしなかった
部屋に帰り、ジェニファーから今日のスケジュールを聞いた私はホテルを出てボイトレ、ダンスレッスン、ピアノの練習、雑誌の取材、TV出演と時間に追われながら一つ一つを熟してゆく
まぁ~
自分が二日酔いにも関わらずスケジュールは待っていてくれる訳でもないし、調子が悪くても顔に出す事も出来ない
そんな私の行く先々に桜井は同行し、手にしたカメラを構えてシャッターを切っていた
そして翌日
いよいよ韓国でのコンサートが始まった
湧き上がる熱気
飛び散る汗
多くのファンが私の声に酔いしれ、共に熱唱する中でアンコールの声で3曲程応え、スポンサーやら韓国の芸能プロダクション、TV会社や韓国の芸能人といった多くの人からから届けられた花が通路を埋め尽くすように置かれていて、その通路を興奮したままスタッフに挨拶しながら控室に戻った私は、エミリーから白い薔薇の花束を渡された
【お疲れ様でした♪
直接渡して欲しいとの伝言がありましたよ!!】
【篤人から?】
【はい!!
それから、メッセージカードも添えられてました】
エミリーから白い大きな薔薇の花束を受け取り、私はメッセージカードを開いて見ると、To RURI From ATUTOと書かれた文字だけがあった
いつの間に、頼んだんだろう?
篤人からは何も聞いてない
【彼に頼まれているよの!!
コンサート中に、いつも白い薔薇をRURIに届けて欲しいってね
手配は私がしたけど、彼からの気持ちよ!!
本当に愛されてるわね♪】
ニヤニヤと笑みを浮かべるジェニファー
私は嬉しさのあまりギュッと白い大きな薔薇の花束を抱きしめ、直ぐに篤人に電話を掛けたのだった
『もしもし?』
「篤人?
花束、ありがとう♪
ちゃんと受け取ったよ♪」
『そっかぁ~
俺、実はさぁ~
どうやったら瑠璃に渡せるか分からなかったから、瑠璃のマネージャーに聞いたんだよ
そしたら手配してくれるって言ってくれて言うから頼んだんだ
メッセージなんて聞かれたけど、マネージャーさんに言うなんてハズいし、だからシンプルになっちゃったけどね』
「シンプルって‥‥
気持ちだけで幸せだよ♪
凄く嬉しい♪」
そんな時、控室に桜井が入って来た
桜井相手に隠す必要性はない
だから、思わず隠すようにしてしまったタオルを取り外し、私は堂々と桜井に見せたのだ
ヒューって吹かれる口笛
ジロジロと見つめる桜井の視線
そんな事をしても動揺なんてしない
私は篤人に愛された
篤人を愛してる
だから、桜井が何を言っても気にしない
どれだけ見つめられたか分からないけど、もう満足でしょ?っとばかりに私は動き始める
桜井も、何も言って来ないし引き止めるような事はしなかった
部屋に帰り、ジェニファーから今日のスケジュールを聞いた私はホテルを出てボイトレ、ダンスレッスン、ピアノの練習、雑誌の取材、TV出演と時間に追われながら一つ一つを熟してゆく
まぁ~
自分が二日酔いにも関わらずスケジュールは待っていてくれる訳でもないし、調子が悪くても顔に出す事も出来ない
そんな私の行く先々に桜井は同行し、手にしたカメラを構えてシャッターを切っていた
そして翌日
いよいよ韓国でのコンサートが始まった
湧き上がる熱気
飛び散る汗
多くのファンが私の声に酔いしれ、共に熱唱する中でアンコールの声で3曲程応え、スポンサーやら韓国の芸能プロダクション、TV会社や韓国の芸能人といった多くの人からから届けられた花が通路を埋め尽くすように置かれていて、その通路を興奮したままスタッフに挨拶しながら控室に戻った私は、エミリーから白い薔薇の花束を渡された
【お疲れ様でした♪
直接渡して欲しいとの伝言がありましたよ!!】
【篤人から?】
【はい!!
それから、メッセージカードも添えられてました】
エミリーから白い大きな薔薇の花束を受け取り、私はメッセージカードを開いて見ると、To RURI From ATUTOと書かれた文字だけがあった
いつの間に、頼んだんだろう?
篤人からは何も聞いてない
【彼に頼まれているよの!!
コンサート中に、いつも白い薔薇をRURIに届けて欲しいってね
手配は私がしたけど、彼からの気持ちよ!!
本当に愛されてるわね♪】
ニヤニヤと笑みを浮かべるジェニファー
私は嬉しさのあまりギュッと白い大きな薔薇の花束を抱きしめ、直ぐに篤人に電話を掛けたのだった
『もしもし?』
「篤人?
花束、ありがとう♪
ちゃんと受け取ったよ♪」
『そっかぁ~
俺、実はさぁ~
どうやったら瑠璃に渡せるか分からなかったから、瑠璃のマネージャーに聞いたんだよ
そしたら手配してくれるって言ってくれて言うから頼んだんだ
メッセージなんて聞かれたけど、マネージャーさんに言うなんてハズいし、だからシンプルになっちゃったけどね』
「シンプルって‥‥
気持ちだけで幸せだよ♪
凄く嬉しい♪」
そんな時、控室に桜井が入って来た