CINDERELLA STORY~貴方に巡り会えた奇跡~
嫌な奴が入って来た
それと同時に脳裏に浮かぶのは、物欲と強請るって言葉だ
しかも、桜井の視線は私が抱えてる白い大きな薔薇の花束
きっと桜井の事だから、また私が篤人に強請ったとでも思ってるんだろう?
どう見られようが気にしない
篤人からの気持ちだもん
このくらいは受け取っても良いよね?
って、私ってば滅茶苦茶気にしてるじゃん!!
『瑠璃?
聞いてる?
今日、ラジオ番組で優希ちゃんと仕事したんだけどさぁ~
仕事が終わった後、万里也と合流して飯に着てるんだ
優希ちゃんが話したいって言うんだけど、ちょっと待ってて!!』
「えっ?
う、うん!!」
桜井を気にし過ぎて、篤人の話を聞いてなかった私は優希って名前で漸く我に返り、篤人に慌てて返事をしたのだった
『瑠璃~~~♪
韓国はどう?
ってか、いつの間に吉岡さんと付き合ってるのよ!!
知らなかったから吃驚しちゃったじゃん!!
そうそう、私も報告があるんだよねぇ~
実は‥‥』
「何?
勿体ぶってるでしょ?」
『あははははっ
だって、どうしようかなぁ~』
「何?
気になるんだけど‥‥」
ご機嫌な様子の優希
ちょっとお酒でも入ってるのかな?
そんな雰囲気さえ感じられる優希の言葉に、私は桜井の視線から逃げるように桜井に背中を向けた
『ん~
実は、私と万里也も付き合う事になりました♪』
「はぁあ?
マジ?
えぇ~~~!!」
『あははははっ
やっぱり驚いた?』
「驚いたなんてもんじゃないよ!!
って、いつからなの?」
『昨日、ご飯に誘われて告白されちゃった♪
まだ菜摘には言ってないけど、今度Wデートしようね♪』
「そっかぁ~!!
優希もなか‥‥」
私は思わず中園さんとって言おうとして言葉を止めた
だって、此処には桜井が居る
最も好感度の高いタレントとして評価されている優希
映画やドラマなどの撮影の出演依頼が殺到し、18社のCMにも出演している優希は2年連続CM女王に君臨し、今年も上半期の時点でTOPの座を独占しているとか聞いている
優希が女優としてデビューしたのは映画らしいのだが、その出演した映画で新人女優賞を獲得し、更に昨年でも主演女優賞を獲得したらしい
そんな優希が中園さんと交際なんて事が知られたら、きっと大騒ぎになるに違いない
「優希‥‥
あとでメールするね」
本当は、もっと詳しく話したいのは山々だけど、桜井が居る以上はこれ以上突っ込む話は出来ない
だから私は優希との電話を切る事にしたのだった
全てがパーフェクトな人
中園さんの事を、そんな風に言っていた優希
それと同時に脳裏に浮かぶのは、物欲と強請るって言葉だ
しかも、桜井の視線は私が抱えてる白い大きな薔薇の花束
きっと桜井の事だから、また私が篤人に強請ったとでも思ってるんだろう?
どう見られようが気にしない
篤人からの気持ちだもん
このくらいは受け取っても良いよね?
って、私ってば滅茶苦茶気にしてるじゃん!!
『瑠璃?
聞いてる?
今日、ラジオ番組で優希ちゃんと仕事したんだけどさぁ~
仕事が終わった後、万里也と合流して飯に着てるんだ
優希ちゃんが話したいって言うんだけど、ちょっと待ってて!!』
「えっ?
う、うん!!」
桜井を気にし過ぎて、篤人の話を聞いてなかった私は優希って名前で漸く我に返り、篤人に慌てて返事をしたのだった
『瑠璃~~~♪
韓国はどう?
ってか、いつの間に吉岡さんと付き合ってるのよ!!
知らなかったから吃驚しちゃったじゃん!!
そうそう、私も報告があるんだよねぇ~
実は‥‥』
「何?
勿体ぶってるでしょ?」
『あははははっ
だって、どうしようかなぁ~』
「何?
気になるんだけど‥‥」
ご機嫌な様子の優希
ちょっとお酒でも入ってるのかな?
そんな雰囲気さえ感じられる優希の言葉に、私は桜井の視線から逃げるように桜井に背中を向けた
『ん~
実は、私と万里也も付き合う事になりました♪』
「はぁあ?
マジ?
えぇ~~~!!」
『あははははっ
やっぱり驚いた?』
「驚いたなんてもんじゃないよ!!
って、いつからなの?」
『昨日、ご飯に誘われて告白されちゃった♪
まだ菜摘には言ってないけど、今度Wデートしようね♪』
「そっかぁ~!!
優希もなか‥‥」
私は思わず中園さんとって言おうとして言葉を止めた
だって、此処には桜井が居る
最も好感度の高いタレントとして評価されている優希
映画やドラマなどの撮影の出演依頼が殺到し、18社のCMにも出演している優希は2年連続CM女王に君臨し、今年も上半期の時点でTOPの座を独占しているとか聞いている
優希が女優としてデビューしたのは映画らしいのだが、その出演した映画で新人女優賞を獲得し、更に昨年でも主演女優賞を獲得したらしい
そんな優希が中園さんと交際なんて事が知られたら、きっと大騒ぎになるに違いない
「優希‥‥
あとでメールするね」
本当は、もっと詳しく話したいのは山々だけど、桜井が居る以上はこれ以上突っ込む話は出来ない
だから私は優希との電話を切る事にしたのだった
全てがパーフェクトな人
中園さんの事を、そんな風に言っていた優希