CINDERELLA STORY~貴方に巡り会えた奇跡~
いつの間に付き合うような関係になったかは分からないけど、菜摘が知ったら驚くだろうなぁ~
そんな事が脳裏に浮かび、私は携帯を見つめながら笑ってしまった
そう言えば、菜摘の所属している事務所から菜摘の曲を作って欲しいと言う依頼があったっけ‥‥
【ジェニファー
日本のエターナル事務所から依頼された仕事だけど、どんな内容だったけ?】
【まさか、引き受けるつもり?
自分の曲だって、まだ途中なのよ!!】
【大丈夫だって!!
作詞の方は出来てるんだし、取りあえず送られて来たコンセプトを見せて!!】
ホテルに帰る車の中、私はジェニファーに作詞の基本となるコンセプトを渡すように告げると、ジェニファーは渋々っと言った感じで鞄の中を漁り出した
そして書類を私に渡しながら、期間が短いから無理だと何度も言い放つジェニファーに、見るだけだからっと言って書類に目を通す
すると、そこには優希が主演をする事になってる映画の主題歌を菜摘が唄う事になっているらしく、映画の内容が細かく書かれていた
そして一冊のLast Letterと言う小説までが同封されていた
それは大学を卒業し、夢でもあった出版社に勤務するOLの女性が、妊娠に伴い発覚した乳癌に侵され出産後に亡くなると言う悲話だった
彼女が残したもの
それは、出産した子供に宛てた最後のビデオレターと、亡くなるまで綴った日記だったのだが、その実話を映画にすると言う内容が書類には書かれていて、私はホテルの部屋に戻ると、同封されていた小説を手にして読むことにした
憧れの出版社から、内定を知らせる通知が届いた所から物語は始まる
彼氏は2つ上のファッションデザイナーの仕事をしている人で、喧嘩をしたりデートをしたり、ごく普通の仲の良い恋人同士
出会いは大学の19歳の時の合コン
そこから彼との交際が始まり、憧れの出版社に入社してから多忙な生活を送る中、就職してから2年目で初めて取れた3連休
その3連休は交際5年目のお祝い旅行に出掛け、またいつもの多忙な生活に戻ったのだが、生理が来てない事に気が付き病院に行くと妊娠と告げられる
どうしよう‥‥
咄嗟に頭に浮かんだ言葉は、そんな言葉だった
まだまだ仕事はしたい
憧れの出版社
そこで働く事が出来て、毎日が忙しくても幸せで結婚なんて考えてなかった
まして妊娠するなんて事すら考えてなかったと掲載されていた日記に書いてあった
自分のお腹に芽生えた小さな命
赤ちゃん
その存在は、彼女にとって大きな力の源に変化してゆく
そんな事が脳裏に浮かび、私は携帯を見つめながら笑ってしまった
そう言えば、菜摘の所属している事務所から菜摘の曲を作って欲しいと言う依頼があったっけ‥‥
【ジェニファー
日本のエターナル事務所から依頼された仕事だけど、どんな内容だったけ?】
【まさか、引き受けるつもり?
自分の曲だって、まだ途中なのよ!!】
【大丈夫だって!!
作詞の方は出来てるんだし、取りあえず送られて来たコンセプトを見せて!!】
ホテルに帰る車の中、私はジェニファーに作詞の基本となるコンセプトを渡すように告げると、ジェニファーは渋々っと言った感じで鞄の中を漁り出した
そして書類を私に渡しながら、期間が短いから無理だと何度も言い放つジェニファーに、見るだけだからっと言って書類に目を通す
すると、そこには優希が主演をする事になってる映画の主題歌を菜摘が唄う事になっているらしく、映画の内容が細かく書かれていた
そして一冊のLast Letterと言う小説までが同封されていた
それは大学を卒業し、夢でもあった出版社に勤務するOLの女性が、妊娠に伴い発覚した乳癌に侵され出産後に亡くなると言う悲話だった
彼女が残したもの
それは、出産した子供に宛てた最後のビデオレターと、亡くなるまで綴った日記だったのだが、その実話を映画にすると言う内容が書類には書かれていて、私はホテルの部屋に戻ると、同封されていた小説を手にして読むことにした
憧れの出版社から、内定を知らせる通知が届いた所から物語は始まる
彼氏は2つ上のファッションデザイナーの仕事をしている人で、喧嘩をしたりデートをしたり、ごく普通の仲の良い恋人同士
出会いは大学の19歳の時の合コン
そこから彼との交際が始まり、憧れの出版社に入社してから多忙な生活を送る中、就職してから2年目で初めて取れた3連休
その3連休は交際5年目のお祝い旅行に出掛け、またいつもの多忙な生活に戻ったのだが、生理が来てない事に気が付き病院に行くと妊娠と告げられる
どうしよう‥‥
咄嗟に頭に浮かんだ言葉は、そんな言葉だった
まだまだ仕事はしたい
憧れの出版社
そこで働く事が出来て、毎日が忙しくても幸せで結婚なんて考えてなかった
まして妊娠するなんて事すら考えてなかったと掲載されていた日記に書いてあった
自分のお腹に芽生えた小さな命
赤ちゃん
その存在は、彼女にとって大きな力の源に変化してゆく