CINDERELLA STORY~貴方に巡り会えた奇跡~
その中でも、吉岡選手や河本選手
永井選手、中園選手の姿はオペラグラスなんてなくても存在感は大きく、そのプレーはずば抜けて人を魅了していた
そして大和マリナーは3対1と言う結果で試合が終わったのだが、大和マリナーのサポーターは余韻に浸っているのか、歓喜の声で歌を唄いながら大盛り上がりをしている
「凄かったねぇ~
サッカーが、こんなにもエキサイティングするもんだったなんて知らなかったよ!!」
「でしょ~!!
もうカッコ良すぎ♪
ヨッシーも、悠斗も晋也も、万里也も素敵だったよねぇ~
あぁ~、今日は興奮して眠れないかもしれない!!」
大興奮の菜摘
その気持ちが分からないでもない
凄くエキサイティングしたし、吉岡さんだけではなくて菜摘や優希が好きだって言っていた人達も、みんながみんなカッコ良かった
「さて、そろそろ帰りますか?」
「そうだね‥‥」
優希が椅子から立ち上がりながら言った言葉に返事をして、私も席を立ったのだけど、菜摘は未だに興奮して席を立とうとしないでいる
「菜摘?」
コンコンッ
私が菜摘に声を掛けるなり、私達の部屋の扉を誰かがノックした
「はい‥‥」
そう返事をして私が部屋の扉を開けると、そこには私達をVIP席へと案内してくれた警備員の人が立っていたのだった
「お寛ぎの所、大変申し訳ございません
実は選手からの伝言をお伝えに参りました」
「はぁ~
伝言ですか?」
「はい‥‥
出来れば、皆様に選手控室へと来て頂きたいとの事なのですが、いか‥「行きます!!」
相変わらず丁寧な口調で話す警備員さんに私が受け答えをしていると、警備員さんの言葉を遮ったのは菜摘だった
しかも、私や優希の返事も聞かずに勝手に決めてしまったのだ
「な、菜摘?」
いつまでも席を立たなかった菜摘だったのだが、素早く席を立ったかと思ったら、荷物を手早く持って部屋を出て行ってしまった
私は慌てて菜摘を呼び止めようと声を掛けたのだが、菜摘は立ち止まる事無く警備員さんの後に付いて行ってしまい、それを追いかけるように私と優希は歩き出したのだった
今の今迄、90分に渡り試合をしていた選手達
その選手達が居る控室に、いくら呼ばれたからって行っても良いものなのだろうか?
勿論、会いたくない訳じゃない
寧ろ会えるなら、また会いたいって気持ちはある
しかし、吉岡さんは社交辞令としてチケットをくれただけだったんだと思うし、それなのに控室まで押し掛けるって言うのは‥‥
何だか、私は申し訳ないような気がしてならなかったのだった
永井選手、中園選手の姿はオペラグラスなんてなくても存在感は大きく、そのプレーはずば抜けて人を魅了していた
そして大和マリナーは3対1と言う結果で試合が終わったのだが、大和マリナーのサポーターは余韻に浸っているのか、歓喜の声で歌を唄いながら大盛り上がりをしている
「凄かったねぇ~
サッカーが、こんなにもエキサイティングするもんだったなんて知らなかったよ!!」
「でしょ~!!
もうカッコ良すぎ♪
ヨッシーも、悠斗も晋也も、万里也も素敵だったよねぇ~
あぁ~、今日は興奮して眠れないかもしれない!!」
大興奮の菜摘
その気持ちが分からないでもない
凄くエキサイティングしたし、吉岡さんだけではなくて菜摘や優希が好きだって言っていた人達も、みんながみんなカッコ良かった
「さて、そろそろ帰りますか?」
「そうだね‥‥」
優希が椅子から立ち上がりながら言った言葉に返事をして、私も席を立ったのだけど、菜摘は未だに興奮して席を立とうとしないでいる
「菜摘?」
コンコンッ
私が菜摘に声を掛けるなり、私達の部屋の扉を誰かがノックした
「はい‥‥」
そう返事をして私が部屋の扉を開けると、そこには私達をVIP席へと案内してくれた警備員の人が立っていたのだった
「お寛ぎの所、大変申し訳ございません
実は選手からの伝言をお伝えに参りました」
「はぁ~
伝言ですか?」
「はい‥‥
出来れば、皆様に選手控室へと来て頂きたいとの事なのですが、いか‥「行きます!!」
相変わらず丁寧な口調で話す警備員さんに私が受け答えをしていると、警備員さんの言葉を遮ったのは菜摘だった
しかも、私や優希の返事も聞かずに勝手に決めてしまったのだ
「な、菜摘?」
いつまでも席を立たなかった菜摘だったのだが、素早く席を立ったかと思ったら、荷物を手早く持って部屋を出て行ってしまった
私は慌てて菜摘を呼び止めようと声を掛けたのだが、菜摘は立ち止まる事無く警備員さんの後に付いて行ってしまい、それを追いかけるように私と優希は歩き出したのだった
今の今迄、90分に渡り試合をしていた選手達
その選手達が居る控室に、いくら呼ばれたからって行っても良いものなのだろうか?
勿論、会いたくない訳じゃない
寧ろ会えるなら、また会いたいって気持ちはある
しかし、吉岡さんは社交辞令としてチケットをくれただけだったんだと思うし、それなのに控室まで押し掛けるって言うのは‥‥
何だか、私は申し訳ないような気がしてならなかったのだった