CINDERELLA STORY~貴方に巡り会えた奇跡~
店のって言うか、普通の玄関みたいな扉を開けて中に入るなり、着物を着た50代位の女性に言われ、私は驚いてしまった
私、予約なんてしてないよね?
「はいはい
RURIで~す♪
今日はお世話になりますね!!」
「ちょっ‥‥菜摘?
もしかして、勝手に人の名前で予約したの?」
「いいじゃん!!
どうせ瑠璃も一緒なんだし、誰の名前で予約しても関係ないし問題なし!!
って事で、もう悠斗達は来てる?」
「いえ‥‥
まだお見えではないですよ
では、ご案内しますね♪」
おいおい‥‥
関係ないって‥‥
そんなんで良いの?
良くないでしょ~!!
ミュールを脱ぎ、スタスタと中に入って行く菜摘
その後を追いかけるように付いて行った私は、何だか複雑な心境だった
勝手に名前を使われる
それだけで、私達のような芸能界に所属している人間は、見知らぬ間に勝手に店などの広告塔にされてしまうのだ
利用した事もないのに、良く利用されてますとか言われたりして、その店に問題があればメディアが一斉に批判してくるのだ
それに予約もなく、こっちは芸能人だからって事をひけらかす様に現れ、予約していたりしている方や、既に食事などしている人を退かしたりするやり方は、私自身が嫌いだった
「瑠璃‥‥
この店は大丈夫だよ!!
私達が利用していても、公に話したりする事はないからさぁ~」
「う、うん‥‥
でも、もしかしたら先約があったかもしれないじゃん
完全予約の店なんでしょ?
それなのに私の名前を出したからって、前もって予約していた人がキャンセルってなったら‥‥」
「大丈夫ですよ!!
本日のお客様は、お仕事の都合で急にキャンセルされてましたし、こちらとしては来て頂いて食材が無駄になりませんでしたのよ
では、どうぞごゆっくり楽しんで下さいね」
浮かない顔してる私に、気配り上手な優希が声を掛けて来た
だから私は思ってる事を口にしちゃったんだけど、どうやら私の話を案内してくれてる女性に聞こえてしまったみたいだったが、今日のお客様菜がキャンセルって言葉と、食材が無駄にならないって言葉を聞いて、一先ず安心したのだった
「悠斗からメールがあって、あと少しで到着するってよ
先に飲み物とか頼んじゃう?
私と優希はビールだけど、瑠璃は?」
「私はお茶とかあるかな?
実は、あまり強くないんだよねぇ~」
「「嘘!!」」
「この前は、久々の再会だったから飲んだんだけど、あまりお酒に強くない方だし‥‥
だから、出来れば飲みた‥「十分強いって!!」
メニューも見せず言い放った菜摘に、私はお酒が強くないと言い放ったのだ
それを聞いた2人は驚くような顔で私を見て、挙句に私の言葉を遮るように突っ込みまで優希に入れられてしまった
私、予約なんてしてないよね?
「はいはい
RURIで~す♪
今日はお世話になりますね!!」
「ちょっ‥‥菜摘?
もしかして、勝手に人の名前で予約したの?」
「いいじゃん!!
どうせ瑠璃も一緒なんだし、誰の名前で予約しても関係ないし問題なし!!
って事で、もう悠斗達は来てる?」
「いえ‥‥
まだお見えではないですよ
では、ご案内しますね♪」
おいおい‥‥
関係ないって‥‥
そんなんで良いの?
良くないでしょ~!!
ミュールを脱ぎ、スタスタと中に入って行く菜摘
その後を追いかけるように付いて行った私は、何だか複雑な心境だった
勝手に名前を使われる
それだけで、私達のような芸能界に所属している人間は、見知らぬ間に勝手に店などの広告塔にされてしまうのだ
利用した事もないのに、良く利用されてますとか言われたりして、その店に問題があればメディアが一斉に批判してくるのだ
それに予約もなく、こっちは芸能人だからって事をひけらかす様に現れ、予約していたりしている方や、既に食事などしている人を退かしたりするやり方は、私自身が嫌いだった
「瑠璃‥‥
この店は大丈夫だよ!!
私達が利用していても、公に話したりする事はないからさぁ~」
「う、うん‥‥
でも、もしかしたら先約があったかもしれないじゃん
完全予約の店なんでしょ?
それなのに私の名前を出したからって、前もって予約していた人がキャンセルってなったら‥‥」
「大丈夫ですよ!!
本日のお客様は、お仕事の都合で急にキャンセルされてましたし、こちらとしては来て頂いて食材が無駄になりませんでしたのよ
では、どうぞごゆっくり楽しんで下さいね」
浮かない顔してる私に、気配り上手な優希が声を掛けて来た
だから私は思ってる事を口にしちゃったんだけど、どうやら私の話を案内してくれてる女性に聞こえてしまったみたいだったが、今日のお客様菜がキャンセルって言葉と、食材が無駄にならないって言葉を聞いて、一先ず安心したのだった
「悠斗からメールがあって、あと少しで到着するってよ
先に飲み物とか頼んじゃう?
私と優希はビールだけど、瑠璃は?」
「私はお茶とかあるかな?
実は、あまり強くないんだよねぇ~」
「「嘘!!」」
「この前は、久々の再会だったから飲んだんだけど、あまりお酒に強くない方だし‥‥
だから、出来れば飲みた‥「十分強いって!!」
メニューも見せず言い放った菜摘に、私はお酒が強くないと言い放ったのだ
それを聞いた2人は驚くような顔で私を見て、挙句に私の言葉を遮るように突っ込みまで優希に入れられてしまった