CINDERELLA STORY~貴方に巡り会えた奇跡~
私は、いままでの経緯なんて知らない
でも、やっぱり間に入って仲裁すべきだよね?
「あのさぁ~
2人共、けん‥「お連れ様が到着なさいましたよ♪」
喧嘩はやめようよ
その言葉を、やっとの思いで言いかけたのだが、私の声は店員の女性が遮ってしまった
そして先ほどの着物を着た女性が部屋を仕切っていた扉を開けて顔を覗かせると、流石プロ根性って言うかのように、2人は何事もなかったかのように笑顔を向けて会釈したのだった
恐るべし豹変を遂げる2人だ
そんな事を思っていると、優希が私の肩を叩いてきた
「な、何?」
「悪いけど、場所を交換して!!」
茫然とする私に優希が席を替わって欲しいと言ってきたので、私は言われるまま2人の真ん中の席に移動を済ませたと同時に、次々と大和マリナーの選手達が部屋の中に入って来たのだった
勿論、その中には吉岡篤人さんの姿もあった
そんな吉岡さんは、ハーフパンツにVカットのサマーニットを着ている
うわぁ~、またもや鎖骨がそそられてしまう
思わず釘付けになってしまった視線を、どうにか逸らすように私は俯いたのだった
「じゃあ、乾杯の前に改めて自己紹介をするね♪
一番左からGKの島崎瑛太-シマザキエイタ-さん
歳は23歳で私達の2つ上
それから右のSBの吉岡篤人さん
同じ年ね
次がSBの中園万里也さん
この人も、私達と同じ年
そしてMFで、大和マリナーのキャプテンの長谷川康之-ハセガワヤスユキ-さん
歳は24歳だから、私達とは3つ程年上
次が左のSBの永井悠斗さん
歳は22歳で、私達の一つ年上
最後がFWの河本晋也さん
彼も、私達と同じ年
以上が、大和マリナーの選手になりまぁ~す♪」
席を立ちあがった菜摘が、集まった選手の名前と年齢などを紹介してくれ、その度に私と優希は笑顔で会釈を繰り返していたのだった
「えぇ~っと、こっちはさっきも紹介したと思うんだけど、高校時代からの友人で女優の鳥居優希
それから、今では世界の歌姫と絶賛されてるRURIこと、神城瑠璃さんで~す♪
実は短い間だったけど、瑠璃は私と優希の高校の同級生だったんで~す!!
ってか、幾ら私がRURIと同級生で友達だったって話しても信じてくれなかったけど、これで信じてくれるでしょ?」
菜摘は得意気な顔して私達の紹介をしてくれたのだが、菜摘が私を友達だって言っていてくれていたって言葉は、やっぱり嬉しいの一言だ
「菜摘‥‥
まるで自慢するかのように、私は世界のRURIと友達だって言いふらしてたんだよ
でも、誰も信じなくてさぁ~
言っとくけど、私だってずっと瑠璃を忘れた事なんてなかったし、また再会出来る事を願ってた
だけど再会するまでは、もう瑠璃は私達を忘れちゃったかもって思ったら、私はだけど‥‥
人前で友達なんて言えなかったよ
それなのに、菜摘は‥‥」
でも、やっぱり間に入って仲裁すべきだよね?
「あのさぁ~
2人共、けん‥「お連れ様が到着なさいましたよ♪」
喧嘩はやめようよ
その言葉を、やっとの思いで言いかけたのだが、私の声は店員の女性が遮ってしまった
そして先ほどの着物を着た女性が部屋を仕切っていた扉を開けて顔を覗かせると、流石プロ根性って言うかのように、2人は何事もなかったかのように笑顔を向けて会釈したのだった
恐るべし豹変を遂げる2人だ
そんな事を思っていると、優希が私の肩を叩いてきた
「な、何?」
「悪いけど、場所を交換して!!」
茫然とする私に優希が席を替わって欲しいと言ってきたので、私は言われるまま2人の真ん中の席に移動を済ませたと同時に、次々と大和マリナーの選手達が部屋の中に入って来たのだった
勿論、その中には吉岡篤人さんの姿もあった
そんな吉岡さんは、ハーフパンツにVカットのサマーニットを着ている
うわぁ~、またもや鎖骨がそそられてしまう
思わず釘付けになってしまった視線を、どうにか逸らすように私は俯いたのだった
「じゃあ、乾杯の前に改めて自己紹介をするね♪
一番左からGKの島崎瑛太-シマザキエイタ-さん
歳は23歳で私達の2つ上
それから右のSBの吉岡篤人さん
同じ年ね
次がSBの中園万里也さん
この人も、私達と同じ年
そしてMFで、大和マリナーのキャプテンの長谷川康之-ハセガワヤスユキ-さん
歳は24歳だから、私達とは3つ程年上
次が左のSBの永井悠斗さん
歳は22歳で、私達の一つ年上
最後がFWの河本晋也さん
彼も、私達と同じ年
以上が、大和マリナーの選手になりまぁ~す♪」
席を立ちあがった菜摘が、集まった選手の名前と年齢などを紹介してくれ、その度に私と優希は笑顔で会釈を繰り返していたのだった
「えぇ~っと、こっちはさっきも紹介したと思うんだけど、高校時代からの友人で女優の鳥居優希
それから、今では世界の歌姫と絶賛されてるRURIこと、神城瑠璃さんで~す♪
実は短い間だったけど、瑠璃は私と優希の高校の同級生だったんで~す!!
ってか、幾ら私がRURIと同級生で友達だったって話しても信じてくれなかったけど、これで信じてくれるでしょ?」
菜摘は得意気な顔して私達の紹介をしてくれたのだが、菜摘が私を友達だって言っていてくれていたって言葉は、やっぱり嬉しいの一言だ
「菜摘‥‥
まるで自慢するかのように、私は世界のRURIと友達だって言いふらしてたんだよ
でも、誰も信じなくてさぁ~
言っとくけど、私だってずっと瑠璃を忘れた事なんてなかったし、また再会出来る事を願ってた
だけど再会するまでは、もう瑠璃は私達を忘れちゃったかもって思ったら、私はだけど‥‥
人前で友達なんて言えなかったよ
それなのに、菜摘は‥‥」