CINDERELLA STORY~貴方に巡り会えた奇跡~
だって、もし吉岡さんが隣に座ってくれなかったら脈がないって事でしょ?
ジャンケンなんて運だし‥‥
吉岡さんは、誰の隣に座りたいんだろう‥‥
どうか私の隣であって欲しい
そんな気持ちでジャンケンをする男達を見つめていると、一番先にジャンケンに勝ったのは永井さんだった
「俺、瑠璃ちゃんの隣なっ!!」
永井さんは迷う事なく私の隣を選んだ
そして永井さんに呼ばれ、私はテーブルの移動をさせられた
一番左の席に座った永井さん
その隣に烏龍茶を持って移動し、宜しくねっと言う様に私の烏龍茶の入ったグラスにビールジョッキをカチンッと傾けた永井さん
「悠斗は、瑠璃のファンなんだよ♪」
「そ、そうなんだぁ~
ありがとうございます‥‥」
目の前に座る菜摘に言われ、私はお礼を言いながら愛想笑いを浮べ烏龍茶を一口飲んだ
今、私が最も気になるのは、空席になってる右の席だけだ
誰が私の右側の席に座るんだろう‥‥
そんな事を考えてると、中園さんが次の勝者だったらしく、優希の隣を指名したようで、菜摘が席を離れて永井さんの前に中園さんが座り、私の目の前は優希に変わったのだった
中園さんの全てがパーフェクトっと言っていた優希
その中園さんが優希を指名して隣に座ってくれたもんだから、優希は嬉しそうにしているのが感じられた
「よっしゃ~
僕の勝ちっすよね?
じゃあ、僕は瑠璃ちゃんの隣に座らせてもらうんで‥‥」
「はぁあ?
ヨッシーは、ただ万里也の近くに居たいだけだろ?」
どうやら次の勝者が決まったようで、私の隣を選んでくれた吉岡さんに私は心の中で“やったー♪”って叫んでしまうと、吉岡さんは島田さんの中園さんの近くに居たいだけだろうって言葉に、急に嬉しさが半減してしまった私だった
確かに、吉岡さんは中園さんと仲が良い‥‥
だから近くに居たいだけなのかも‥‥
永井さんの前に座ってる中園さん
その隣には優希が座っていて、永井さんと中園さんの右側は壁になっている
中園さんの近くに居たいって思ったら、優希の隣に座るよりは、やっぱり私の右側が一番中園さんに近い事になる
そんな事を考えると、少しだけ凹む自分に呆れてしまった
吉岡さんと会ったのは、今日で2回目
それなのに、私の心の中で吉岡さんの存在は大きく膨らんでいる
今迄、沢山の出会いがあった
その出会いの中で、これ程早く心が動く事があっただろうか‥‥
考えても思いつかない
今迄、一度だって急速に心が惹かれる人は居なかったし、彼の言葉に一喜一憂してしまう事に、自分自身が戸惑ってしまった
「ヨッシーの勝利を祝して‥‥
乾杯~~~!!」
「あざ~っす!!」
中園さんが私の隣に座った吉岡さんにビールジョッキを翳して、永井さんと3人で勝利のグラスを傾けている
ジャンケンなんて運だし‥‥
吉岡さんは、誰の隣に座りたいんだろう‥‥
どうか私の隣であって欲しい
そんな気持ちでジャンケンをする男達を見つめていると、一番先にジャンケンに勝ったのは永井さんだった
「俺、瑠璃ちゃんの隣なっ!!」
永井さんは迷う事なく私の隣を選んだ
そして永井さんに呼ばれ、私はテーブルの移動をさせられた
一番左の席に座った永井さん
その隣に烏龍茶を持って移動し、宜しくねっと言う様に私の烏龍茶の入ったグラスにビールジョッキをカチンッと傾けた永井さん
「悠斗は、瑠璃のファンなんだよ♪」
「そ、そうなんだぁ~
ありがとうございます‥‥」
目の前に座る菜摘に言われ、私はお礼を言いながら愛想笑いを浮べ烏龍茶を一口飲んだ
今、私が最も気になるのは、空席になってる右の席だけだ
誰が私の右側の席に座るんだろう‥‥
そんな事を考えてると、中園さんが次の勝者だったらしく、優希の隣を指名したようで、菜摘が席を離れて永井さんの前に中園さんが座り、私の目の前は優希に変わったのだった
中園さんの全てがパーフェクトっと言っていた優希
その中園さんが優希を指名して隣に座ってくれたもんだから、優希は嬉しそうにしているのが感じられた
「よっしゃ~
僕の勝ちっすよね?
じゃあ、僕は瑠璃ちゃんの隣に座らせてもらうんで‥‥」
「はぁあ?
ヨッシーは、ただ万里也の近くに居たいだけだろ?」
どうやら次の勝者が決まったようで、私の隣を選んでくれた吉岡さんに私は心の中で“やったー♪”って叫んでしまうと、吉岡さんは島田さんの中園さんの近くに居たいだけだろうって言葉に、急に嬉しさが半減してしまった私だった
確かに、吉岡さんは中園さんと仲が良い‥‥
だから近くに居たいだけなのかも‥‥
永井さんの前に座ってる中園さん
その隣には優希が座っていて、永井さんと中園さんの右側は壁になっている
中園さんの近くに居たいって思ったら、優希の隣に座るよりは、やっぱり私の右側が一番中園さんに近い事になる
そんな事を考えると、少しだけ凹む自分に呆れてしまった
吉岡さんと会ったのは、今日で2回目
それなのに、私の心の中で吉岡さんの存在は大きく膨らんでいる
今迄、沢山の出会いがあった
その出会いの中で、これ程早く心が動く事があっただろうか‥‥
考えても思いつかない
今迄、一度だって急速に心が惹かれる人は居なかったし、彼の言葉に一喜一憂してしまう事に、自分自身が戸惑ってしまった
「ヨッシーの勝利を祝して‥‥
乾杯~~~!!」
「あざ~っす!!」
中園さんが私の隣に座った吉岡さんにビールジョッキを翳して、永井さんと3人で勝利のグラスを傾けている