CINDERELLA STORY~貴方に巡り会えた奇跡~
吉岡さんは烏龍茶だったけど、まるで勝利の美酒に酔いしれるように喜んでいる3人
なんか‥‥
「席替えの場所決めって言うより、ジャンケンに勝ったの事が嬉しいみたい‥‥」
「ん?
そりゃ~、たかがジャンケンかもしれないけど、勝負は、常に真剣勝負だからね!!
やっぱり勝つ事に意味があるじゃん♪」
「まぁ~、俺様が勝負に負ける訳がないし、一番じゃなければお前等は敗北と一緒だけどな!!」
私達の隣に座った事って言うより、吉岡さん達は‥‥
何て言うか‥‥
まるでジャンケンに勝った事を喜んでいるように感じたもんだから、私は心の中で感じてしまった事が思わず口から出てしまったようで、中園さんと永井さんが私の言葉に答えたのだった
「いや‥‥
6人中、2位と3位は勝者でしょ~」
「1位でなければ意味がねぇ~よ!!
PKでも、ここぞって時にゴールを外したら負けるだろ?
ジャンケンも、1位で抜けるこそ意味がある」
ジャンケンについて、まだ中園さんと永井さんは熱く語っている
私にしたら、どうでも良いような気がするけどね‥‥
「瑠璃ちゃん‥‥
2週間後の東京ドームのコンサートだけどさぁ~
瑠璃ちゃんがくれたチケットって3日間もあったでしょ?」
「えっ?
そう言えば、そうだったような‥‥」
2週間後の東京ドームで、私のコンサートが3日間連続で行われる
本当は福岡、札幌のドームで行う予定だったのだが、スケジュール的に東京だけになってしまった
東京でのコンサートが終われば韓国へ行き、その後はヨーロッパへとコンサートツアーが待っていて、その途中で一時的にアメリカへ戻ってレコーディングも入っているし、考えたら強行スケジュールが半年に渡って組み込まれているのだ
吉岡さんにチケットを渡したのは、雑誌の対談の時だった
3日間しか行われないコンサートだったから、いつ吉岡さんが来ても良いようにと3日間のチケットを渡したんだった
「勿論、万里也と晋也と3人で3日間とも全部行くから‥‥
その時に、やっぱり瑠璃ちゃんと会うのは難しいかな?」
「3日間も来てくれるの?
嬉しい‥‥
えっと、最終日なら会えると思う」
「最終日ね
なら、また最終日に会えるのかぁ~」
また最終日に会えるって‥‥
聞き間違えじゃないよね?
ってか、3日間連続で来てくれるなんて‥‥
私は嬉しさで舞い上がりそうになってしまった
「もし良かったら、連絡先とか交換しても良い?」
舞い上がりついでに、私は思わず吉岡さんに連絡先を聞いてしまったのだった
だって、吉岡さんからは連絡先とか聞いてきてくれないし、ダメ元ではぐらかされたら、その時はその時で考えれば良い
それに、また会えるなんて言われたら変な期待を抱いてしまう
もし社交辞令だったとしたら、淡い期待は捨て去ってしまえば良い
そう思って、私なりに勇気をだしてみたのだった
「良いよ‥‥
携帯と、あとPCのアドも教えるよ
そしたら海外とかでも、いつでも連絡取れるからね!!」
嘘でしょ?
本当に?
吉岡さんの言葉に、私は信じられない気持ちでいっぱいだった
勿論、そんな私達の言葉を聞いた選手達が便乗して連絡先の交換って事になってしまったが、それでも私は吉岡さんの携帯の番号、携帯とPCのアドレスを見事にGETする事に成功したのだった
なんか‥‥
「席替えの場所決めって言うより、ジャンケンに勝ったの事が嬉しいみたい‥‥」
「ん?
そりゃ~、たかがジャンケンかもしれないけど、勝負は、常に真剣勝負だからね!!
やっぱり勝つ事に意味があるじゃん♪」
「まぁ~、俺様が勝負に負ける訳がないし、一番じゃなければお前等は敗北と一緒だけどな!!」
私達の隣に座った事って言うより、吉岡さん達は‥‥
何て言うか‥‥
まるでジャンケンに勝った事を喜んでいるように感じたもんだから、私は心の中で感じてしまった事が思わず口から出てしまったようで、中園さんと永井さんが私の言葉に答えたのだった
「いや‥‥
6人中、2位と3位は勝者でしょ~」
「1位でなければ意味がねぇ~よ!!
PKでも、ここぞって時にゴールを外したら負けるだろ?
ジャンケンも、1位で抜けるこそ意味がある」
ジャンケンについて、まだ中園さんと永井さんは熱く語っている
私にしたら、どうでも良いような気がするけどね‥‥
「瑠璃ちゃん‥‥
2週間後の東京ドームのコンサートだけどさぁ~
瑠璃ちゃんがくれたチケットって3日間もあったでしょ?」
「えっ?
そう言えば、そうだったような‥‥」
2週間後の東京ドームで、私のコンサートが3日間連続で行われる
本当は福岡、札幌のドームで行う予定だったのだが、スケジュール的に東京だけになってしまった
東京でのコンサートが終われば韓国へ行き、その後はヨーロッパへとコンサートツアーが待っていて、その途中で一時的にアメリカへ戻ってレコーディングも入っているし、考えたら強行スケジュールが半年に渡って組み込まれているのだ
吉岡さんにチケットを渡したのは、雑誌の対談の時だった
3日間しか行われないコンサートだったから、いつ吉岡さんが来ても良いようにと3日間のチケットを渡したんだった
「勿論、万里也と晋也と3人で3日間とも全部行くから‥‥
その時に、やっぱり瑠璃ちゃんと会うのは難しいかな?」
「3日間も来てくれるの?
嬉しい‥‥
えっと、最終日なら会えると思う」
「最終日ね
なら、また最終日に会えるのかぁ~」
また最終日に会えるって‥‥
聞き間違えじゃないよね?
ってか、3日間連続で来てくれるなんて‥‥
私は嬉しさで舞い上がりそうになってしまった
「もし良かったら、連絡先とか交換しても良い?」
舞い上がりついでに、私は思わず吉岡さんに連絡先を聞いてしまったのだった
だって、吉岡さんからは連絡先とか聞いてきてくれないし、ダメ元ではぐらかされたら、その時はその時で考えれば良い
それに、また会えるなんて言われたら変な期待を抱いてしまう
もし社交辞令だったとしたら、淡い期待は捨て去ってしまえば良い
そう思って、私なりに勇気をだしてみたのだった
「良いよ‥‥
携帯と、あとPCのアドも教えるよ
そしたら海外とかでも、いつでも連絡取れるからね!!」
嘘でしょ?
本当に?
吉岡さんの言葉に、私は信じられない気持ちでいっぱいだった
勿論、そんな私達の言葉を聞いた選手達が便乗して連絡先の交換って事になってしまったが、それでも私は吉岡さんの携帯の番号、携帯とPCのアドレスを見事にGETする事に成功したのだった