CINDERELLA STORY~貴方に巡り会えた奇跡~
グラスを傾けた後、私は篤人とは呼ばずに吉岡さんと名前を言い放ち、花束のお礼を伝えたのだ
そんな篤人は目を大きく開き驚いた顔を見せたが、私は気が付かない振りをして優希達の方に視線を向けると、自らグラスにシャンパンを注いで一気に飲み干したのだった
「よぉ!!
随分ご機嫌だな?」
「ん?
あぁ~~~!!
な、何で桜井蒼紫が居る訳?」
ご機嫌な訳がないじゃん!!
そう思って振り返ると、そこには見たくもない奴の存在があった
「何でって、お前のマネージャーに誘われたんだよ!!
ってか、お前‥‥
その顔‥「何か問題でもあるの?」
「別に~~~♪
良いんじゃねぇ~の?
俺的には、今の顔の方が好きだけどなっ!!」
「はぁあ?
何言ってるの?
ってか、あんたに好きって言われても嬉しくないんだけど‥‥」
マジマジと見られたスッピンに近いメイク
何か言いたげな言葉を遮ったのにも関わらず、口角を上げて笑みを浮かべた桜井は平然と好きだとか言い放ってきた
そんな桜井蒼紫に、私は呆れ果てたように答えながら、シッシッと消えてとばかりに手を振ってやったのだった
「おっ!!
吉岡篤人じゃねぇ~か‥‥
元気にしてたか?」
「お久し振りっす!!」
私がどっかに行けって言ってるのにも関わらず、篤人の存在に気が付いた桜井蒼紫は、何故だか私の隣に座って来て篤人に声を掛けたのだった
そう言えば、篤人もこの男に撮影してもらったんだったけ‥‥
それは良いとして、何で私の隣に座る訳?
凄く気分が悪い
「菜摘‥‥
席を替わって!!」
「うん‥‥
良いけど‥‥」
「あ″?
何だよ!!
俺様の隣に座れるなんて光栄だろうが!!
黙って、隣に座ってろや!!」
「はぁあ?
嫌!!
絶対に嫌!!」
私は拒絶するように言い放って無理やり立ち上がったのだが、いきなり桜井蒼紫は私の腕を掴んだのだった
「何よ
この手‥‥
放しなさいよ!!」
捕まれた右腕をブンブン振り放ったが、桜井蒼紫は平然としながら掴んだ手を放そうとしない
だから私は左手で桜井蒼紫の腕を叩いてやったのだ
「いてぇ~なぁ~
そんな凶暴だと、惚れた男に逃げられるぞ!!
あぁ~
そう言えば振られたんだったっけなぁ~」
「な、何言ってるの?
ってか、何の話かサッパリ分からないし、それって誰の話をしてるの?
まさか私?
人違いは勘弁してよね‥‥」
ちくしょ~~~
やっぱりムカつく!!
こんな男に振られたなんて言わなければ良かった
まさか、こんな場所で暴露されるなんて思いもしなかったし、桜井蒼紫の言葉をさらりと交わしていながらも、なんだか彼に弱みを握られた気がして、これ以上暴露されたくない私は大人しくするしかなかった
「なぁ~
お前を振るような男なんて止めて、俺に惚れれば?
こうみえても大事にするぜ?
それに俺は、お前の事が好きだぜ!!」
「はぁあ?
な、何言ってるの?
有り得ないし、私は大っ嫌いだから!!」
そんな篤人は目を大きく開き驚いた顔を見せたが、私は気が付かない振りをして優希達の方に視線を向けると、自らグラスにシャンパンを注いで一気に飲み干したのだった
「よぉ!!
随分ご機嫌だな?」
「ん?
あぁ~~~!!
な、何で桜井蒼紫が居る訳?」
ご機嫌な訳がないじゃん!!
そう思って振り返ると、そこには見たくもない奴の存在があった
「何でって、お前のマネージャーに誘われたんだよ!!
ってか、お前‥‥
その顔‥「何か問題でもあるの?」
「別に~~~♪
良いんじゃねぇ~の?
俺的には、今の顔の方が好きだけどなっ!!」
「はぁあ?
何言ってるの?
ってか、あんたに好きって言われても嬉しくないんだけど‥‥」
マジマジと見られたスッピンに近いメイク
何か言いたげな言葉を遮ったのにも関わらず、口角を上げて笑みを浮かべた桜井は平然と好きだとか言い放ってきた
そんな桜井蒼紫に、私は呆れ果てたように答えながら、シッシッと消えてとばかりに手を振ってやったのだった
「おっ!!
吉岡篤人じゃねぇ~か‥‥
元気にしてたか?」
「お久し振りっす!!」
私がどっかに行けって言ってるのにも関わらず、篤人の存在に気が付いた桜井蒼紫は、何故だか私の隣に座って来て篤人に声を掛けたのだった
そう言えば、篤人もこの男に撮影してもらったんだったけ‥‥
それは良いとして、何で私の隣に座る訳?
凄く気分が悪い
「菜摘‥‥
席を替わって!!」
「うん‥‥
良いけど‥‥」
「あ″?
何だよ!!
俺様の隣に座れるなんて光栄だろうが!!
黙って、隣に座ってろや!!」
「はぁあ?
嫌!!
絶対に嫌!!」
私は拒絶するように言い放って無理やり立ち上がったのだが、いきなり桜井蒼紫は私の腕を掴んだのだった
「何よ
この手‥‥
放しなさいよ!!」
捕まれた右腕をブンブン振り放ったが、桜井蒼紫は平然としながら掴んだ手を放そうとしない
だから私は左手で桜井蒼紫の腕を叩いてやったのだ
「いてぇ~なぁ~
そんな凶暴だと、惚れた男に逃げられるぞ!!
あぁ~
そう言えば振られたんだったっけなぁ~」
「な、何言ってるの?
ってか、何の話かサッパリ分からないし、それって誰の話をしてるの?
まさか私?
人違いは勘弁してよね‥‥」
ちくしょ~~~
やっぱりムカつく!!
こんな男に振られたなんて言わなければ良かった
まさか、こんな場所で暴露されるなんて思いもしなかったし、桜井蒼紫の言葉をさらりと交わしていながらも、なんだか彼に弱みを握られた気がして、これ以上暴露されたくない私は大人しくするしかなかった
「なぁ~
お前を振るような男なんて止めて、俺に惚れれば?
こうみえても大事にするぜ?
それに俺は、お前の事が好きだぜ!!」
「はぁあ?
な、何言ってるの?
有り得ないし、私は大っ嫌いだから!!」