CINDERELLA STORY~貴方に巡り会えた奇跡~
メンタルな部分も、もしかしたらサッカーに影響を及ぼすかもしれない
マイナス思考な私の悪い癖かもしれないけど、これから先の事を考えると不安な気持ちは大きくなるばかりだ
「休憩に入ったみたいだから、グランドに行こうか?」
「えっ?
う、うん!!」
グランドのフェンス越しにサッカーの練習を見ていたのだが、練習が休憩に入ったところで篤人が私に声を掛けて来た
そして手を繋がれたままグランドに向かって歩くと、生徒の一人が私達の存在に気が付いたのか指を差して騒ぎ出した
グランドの地面に座り水分補給などしていた生徒達が、次々と立ち上がって私達の元に駆け寄る
そしてあっと言う間に生徒に取り囲まれてしまい、身動きさえ取れなくなってしまった
吉岡さん
吉岡先輩
そんな掛け声が飛び交う中、私の存在にも気が付いたみたいで驚きの声が上がって、生徒の騒ぐ声が大きすぎて隣に居る篤人の声さえ聞こえない状況になってしまった
しかも、いつの間にか繋いだ手さえ離れてしまって、私の周りには生徒が群がるようにベタベタと身体を触られ、その勢いは凄まじかった
「お前等~!!
少しは落ち着かんか!!」
突然、年輩の人が生徒を掻き分けるように現れたお蔭で、私に群がっていた生徒が漸く静かになった
「すまないね~」
「いいえ‥‥
あの~
初めまして、神城瑠璃と言います」
「静岡東高校サッカー部の監督の大滝満-オオタキミツル-です」
真っ黒に日焼けした50代位の人が深々と頭を下げて来たので、私は頭を深々と下げて挨拶をすると、サッカー部の監督だと挨拶をして下さり、監督が手を差し出して来たので私達は握手をしたのだった
「瑠璃‥‥
ミッチーとは挨拶した?」
「ミッチー?
あっ、監督なら挨拶はしたよ!!」
「こっちは顧問の安田幸平-ヤスダコウヘイ-
ヤッチンって呼ばれてる」
「は、初めまして、神城瑠璃です」
監督によって生徒が私の周りから少し離れると、やっと篤人が私の傍に来てくれたんだけど、篤人と一緒に顧問の人まで一緒に来たから、私はその人とも握手を交わしたのだった
「いや~
篤人の彼女だとは‥‥
娘がRURIさんのファンでして‥‥」
照れるような素振りで頭をカリカリと掻き、顧問の安田さんは私にサインを求めて来た
それを合図として、監督から生徒が私のサインを求める長蛇の列が出来てしまい、私がサインを書いた生徒は篤人の元に向かい、篤人からサインを書いてもらっていたのだった
マイナス思考な私の悪い癖かもしれないけど、これから先の事を考えると不安な気持ちは大きくなるばかりだ
「休憩に入ったみたいだから、グランドに行こうか?」
「えっ?
う、うん!!」
グランドのフェンス越しにサッカーの練習を見ていたのだが、練習が休憩に入ったところで篤人が私に声を掛けて来た
そして手を繋がれたままグランドに向かって歩くと、生徒の一人が私達の存在に気が付いたのか指を差して騒ぎ出した
グランドの地面に座り水分補給などしていた生徒達が、次々と立ち上がって私達の元に駆け寄る
そしてあっと言う間に生徒に取り囲まれてしまい、身動きさえ取れなくなってしまった
吉岡さん
吉岡先輩
そんな掛け声が飛び交う中、私の存在にも気が付いたみたいで驚きの声が上がって、生徒の騒ぐ声が大きすぎて隣に居る篤人の声さえ聞こえない状況になってしまった
しかも、いつの間にか繋いだ手さえ離れてしまって、私の周りには生徒が群がるようにベタベタと身体を触られ、その勢いは凄まじかった
「お前等~!!
少しは落ち着かんか!!」
突然、年輩の人が生徒を掻き分けるように現れたお蔭で、私に群がっていた生徒が漸く静かになった
「すまないね~」
「いいえ‥‥
あの~
初めまして、神城瑠璃と言います」
「静岡東高校サッカー部の監督の大滝満-オオタキミツル-です」
真っ黒に日焼けした50代位の人が深々と頭を下げて来たので、私は頭を深々と下げて挨拶をすると、サッカー部の監督だと挨拶をして下さり、監督が手を差し出して来たので私達は握手をしたのだった
「瑠璃‥‥
ミッチーとは挨拶した?」
「ミッチー?
あっ、監督なら挨拶はしたよ!!」
「こっちは顧問の安田幸平-ヤスダコウヘイ-
ヤッチンって呼ばれてる」
「は、初めまして、神城瑠璃です」
監督によって生徒が私の周りから少し離れると、やっと篤人が私の傍に来てくれたんだけど、篤人と一緒に顧問の人まで一緒に来たから、私はその人とも握手を交わしたのだった
「いや~
篤人の彼女だとは‥‥
娘がRURIさんのファンでして‥‥」
照れるような素振りで頭をカリカリと掻き、顧問の安田さんは私にサインを求めて来た
それを合図として、監督から生徒が私のサインを求める長蛇の列が出来てしまい、私がサインを書いた生徒は篤人の元に向かい、篤人からサインを書いてもらっていたのだった