CINDERELLA STORY~貴方に巡り会えた奇跡~
その後、篤人は監督達と話をしていた
調子はどうだとか、お前の試合は観てるとか、そんな話に篤人が答える中、生徒の要望で紅白戦に篤人が出る事になった
「ちょっとだけ良い?」
「うん‥‥
私も篤人のプレーを見たいし、頑張ってね♪」
グランドを親指で差し、笑顔で私に言ってきた篤人に私も笑顔で答えると、篤人は直ぐにグランドに飛び出しアップを始めたのだった
サッカーボールを受け取り、無邪気な笑顔を浮かべてる篤人
そんな篤人の姿に、私まで顔がニヤけてしまう
「RURIさん
良かったら、こっちのベンチに座って観戦して下さい」
「は、はい
ありがとうございます♪」
立ったまま、見事なボールさばきを見せる篤人を見ていた私に監督が声を掛けて下さり、私は監督と顧問の人と一緒にグランドに設置してあるベンチに腰掛けたのだった
「篤人は、今でこそ日本代表なんぞに選ばれているが、入学当初なんて線の細い目立たない選手だったんだよ
しかし向上心が強く、FWとして人一倍の練習を黙々と行い、いつの間にか1年生からレギュラーの座を勝ち取っていた
しかしなぁ~
プロの世界って言うのは甘くない
FWとしてではなく、篤人はDFとしてプロにスカウトされたんだ
攻撃型から守備への転向
篤人は何にも言わなかったが、屈辱的であっただろうな‥‥」
険しい顔でグランドを見つめる監督に言葉に、私は黙ったまま監督を見つめていた
「しかし‥‥
篤人はSBとして日本のA代表にまで選ばれたんだ
それは、篤人が今迄FWをやっていたからこそFWが要求しているボールをアシストする事が出来る事だし、何より篤人の走るスピードや攻守の切り替えの早さは日本って言う狭い世界ではなく、世界に通じるものがある
何れ、奴は世界のトップクラスのグランドで活躍する選手だと私は思ってるよ!!」
世界のトップクラス‥‥
それって、つまり大和マリナーから世界のサッカーチームに移籍するって事だよね?
「アイツを見てると、何かやってくれるんじゃないかってワクワクしてなぁ~
俺は、アイツのファンなんだよ!!」
険しい顔から一転し、クシャクシャッと笑った監督の顔に私まで自然に笑顔になってしまった
なんて言うか、不思議な人だ
一見、怖そうな人に見える
でも実は誰よりも選手の事を見ていてくれる
そんな温かい人に思えて、傍に居るだけで安らぐ自分がいた
「さてと、試合でもやるか!!」
私に笑顔を見せた監督は立ち上がり、どこから出てるのってくらい大きな声を上げて篤人達を呼び寄せた監督
調子はどうだとか、お前の試合は観てるとか、そんな話に篤人が答える中、生徒の要望で紅白戦に篤人が出る事になった
「ちょっとだけ良い?」
「うん‥‥
私も篤人のプレーを見たいし、頑張ってね♪」
グランドを親指で差し、笑顔で私に言ってきた篤人に私も笑顔で答えると、篤人は直ぐにグランドに飛び出しアップを始めたのだった
サッカーボールを受け取り、無邪気な笑顔を浮かべてる篤人
そんな篤人の姿に、私まで顔がニヤけてしまう
「RURIさん
良かったら、こっちのベンチに座って観戦して下さい」
「は、はい
ありがとうございます♪」
立ったまま、見事なボールさばきを見せる篤人を見ていた私に監督が声を掛けて下さり、私は監督と顧問の人と一緒にグランドに設置してあるベンチに腰掛けたのだった
「篤人は、今でこそ日本代表なんぞに選ばれているが、入学当初なんて線の細い目立たない選手だったんだよ
しかし向上心が強く、FWとして人一倍の練習を黙々と行い、いつの間にか1年生からレギュラーの座を勝ち取っていた
しかしなぁ~
プロの世界って言うのは甘くない
FWとしてではなく、篤人はDFとしてプロにスカウトされたんだ
攻撃型から守備への転向
篤人は何にも言わなかったが、屈辱的であっただろうな‥‥」
険しい顔でグランドを見つめる監督に言葉に、私は黙ったまま監督を見つめていた
「しかし‥‥
篤人はSBとして日本のA代表にまで選ばれたんだ
それは、篤人が今迄FWをやっていたからこそFWが要求しているボールをアシストする事が出来る事だし、何より篤人の走るスピードや攻守の切り替えの早さは日本って言う狭い世界ではなく、世界に通じるものがある
何れ、奴は世界のトップクラスのグランドで活躍する選手だと私は思ってるよ!!」
世界のトップクラス‥‥
それって、つまり大和マリナーから世界のサッカーチームに移籍するって事だよね?
「アイツを見てると、何かやってくれるんじゃないかってワクワクしてなぁ~
俺は、アイツのファンなんだよ!!」
険しい顔から一転し、クシャクシャッと笑った監督の顔に私まで自然に笑顔になってしまった
なんて言うか、不思議な人だ
一見、怖そうな人に見える
でも実は誰よりも選手の事を見ていてくれる
そんな温かい人に思えて、傍に居るだけで安らぐ自分がいた
「さてと、試合でもやるか!!」
私に笑顔を見せた監督は立ち上がり、どこから出てるのってくらい大きな声を上げて篤人達を呼び寄せた監督